・日光と風をしっかり確保する(南〜東向きが理想)
・徒長した部分は元に戻らないため、切り戻しが必要
・正しい環境なら、新芽から太い幹に育て直せる
モンステラの幹が細くてひょろひょろ…。支柱なしでは自立せず、“これって失敗?”と不安になっていませんか?
実はその状態、徒長が原因かもしれません。モンステラは育て方次第で、幹を太くたくましく仕立て直すことができます。
この記事では、モンステラが徒長する原因から、幹を太くする具体的な方法、ひょろひょろ株の正しい仕立て直し方まで、初心者の方にもわかりやすく解説します!
モンステラがひょろひょろで幹が太くならない原因

ひょろひょろなモンステラの幹を太くしたいけどなかなか太くなってくれない…。
そんな時に考えられる主な原因は以下3つです。
光線不足

日光が足りないと光合成が十分に行えず、幹を太くするための糖が作られません。
その結果、葉柄ばかりが伸びる「徒長」状態になります。
風通しが悪い
風に当たらない環境では、幹や茎が刺激されず、強化されません。
また、蒸れや病害虫のリスクも高まります。
モンステラの幹が太くならない理由③根詰まり

モンステラは生長が早く、根詰まりしやすい植物です。
根詰まりを起こすと
・水や養分の吸収が制限される
・地上部ばかり間延びする
結果として幹が太くならなくなります。

モンステラの幹を太くする方法

モンステラの幹を太くするには「光・風・切り戻し」の3つが最重要です。
具体的には、次の方法を組み合わせることで、ひょろひょろした徒長株でも仕立て直せます。
① 日光をしっかり当てる(最重要)
幹が細くなる最大の原因は日照不足です。
- 室内なら レースカーテン越しの明るい窓辺
- 暖かい時期は 直射日光を避けた屋外管理も効果的
光量が増えると、葉と幹がバランスよく育ち、自然と太くなります。
② 風に当てて株を鍛える
常に無風の室内だと、モンステラは幹を太くする必要がなくなります。
- 窓を開けて自然風に当てる
- サーキュレーターで軽く風を送る
これだけでも幹の締まりが良くなり、倒れにくくなります。
③ 徒長した部分は切り戻す
一度細く伸びた幹は、あとから太くなりません。
- ひょろひょろ部分の下で剪定
- 元気な節を残すのがポイント
新しく出る芽は、太く丈夫に育ちやすくなります。
④ 鉢・土を見直す
根が健全でないと、幹も太くなりません。
- 水はけの良い観葉植物用土
- 根詰まりしていれば春〜初夏に植え替え
根=幹の土台です。
⑤ 肥料は控えめに
肥料の与えすぎは「葉ばかり伸びて幹が細くなる」原因に。
- 生育期に薄めた液肥を月1〜2回
- 冬は基本的に不要
モンステラの太い幹を維持する管理ポイント

残念ながらすでに徒長した部分を元通りにすることはできません。
とはいえ、そのままではだらしない姿のままです。

徒長したモンステラの仕立て直し方 手順①適期は春~初夏(おすすめは5~6月頃)

モンステラの切り戻しに適した時期は、春から初夏にかけての5月~6月頃が最適です。
春から初夏は、多くの植物が成長期に入る時期。
モンステラもこの時期に成長が活発化し、新しい葉や茎が発生しやすくなります。

徒長したモンステラの仕立て直し方 手順②切り戻す

徒長によって間延びした茎を切り戻します。
不安な場合は葉をすべて落とさず、数枚残しておくのがおすすめです。


水やりは「土の表面が乾いたタイミングで与える」のが基本。切り戻す際は、切れ味のよい清潔なハサミを使います。


徒長したモンステラの仕立て直し方 手順③環境の見直し
切り戻したところでこれまでと同じ管理方法ではまた徒長します。

| 室内 | 南~東向きの明るい窓際。壁際や北向きの部屋は避ける。窓の近くであっても陰になる場所は×。このような場所は日当たりだけでなく、風通しの面でも適さない。 |
| 屋外(15度以上が目安) | 直射日光を避けた半日陰。30度以上なら日陰に移動。モンステラは高温+強光で葉焼けしやすいため。 |
うまくいけば、切り戻しから約1か月後に切り口の脇あたりから新芽が出てきます。(下写真)

この新芽が生長すると以下のようになります。

ただ、このままでは横に這うように育ちます。


支柱は茎を支えるためのサポートとなります。
茎が立ち上がるように支柱を設置し、固定することで直立姿勢を維持できるようになります。
茎が自立するまでは支柱を差しておきましょう。自立できるようになってきたら支柱を外します(下写真)。



モンステラの幹を太くするときにやってはいけないこと

モンステラは「光」「風」が不足していると幹は太く育ちません。
幹が弱々しくてはいつまで経っても支柱が外せずひょろひょろと伸び続けるだけです。
うす暗い部屋に置きっぱなし
ご存じの通り日光は光合成に必要なエネルギー源です。
光合成により、植物は成長に必要な栄養を生成します。
一方、風もまた光合成する上で欠かせないものです。気孔は風に当たることで開閉し呼吸します。
また、植物は適度な風にさらされることで茎や幹を強化し木質化を進めます。
北向きの部屋に放置

- 室内の場合…南~東向きの窓際。できるだけ窓を開けて風通し良く管理するのがベスト
- 屋外の場合…15度以上なら屋外の半日陰で管理するのがおすすめ。ただし真夏は日陰へ移動すること。葉焼け、蒸れを防ぐため
闇雲に肥料を与える

「幹を太くしたいなら肥料を与えればいいんじゃないの?」 このように思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、闇雲に肥料を与えることはおすすめしません。
特に幹が細くひょろひょろになっているということは、少なくとも株が丈夫な状態とはいえないでしょう。
株が弱っている状態で吸いきれないほどの肥料分を与えても十分に吸収しきれず、逆に根を傷めてしまう恐れもあるのです。

徒長したモンステラの幹を太くしたい時によくある質問【Q&A】

ひょろひょろに徒長したモンステラの幹を太くしたいときによくある質問をまとめてみました。
モンステラの幹はどれくらいで太くなりますか?
環境が整えば、新芽が出てから3〜6か月ほどで変化を感じ、1年程度で見た目にもはっきり太くなったと分かることが多いです。
ただし、すでに徒長した部分が太くなることはありません。
とりあえず肥料をあげとけばok?

モンステラの幹を太くしたいからといって闇雲に肥料を与えるのは控えましょう。
もちろん肥料を与えることは悪いことではありませんが、肥料を与える前にはあらかじめ確認しておくべきポイントが3つあります。
モンステラに肥料を与える前に確認すべき3つのポイント
モンステラに肥料を与える場合は以下3つをすべてクリアしている必要があります。
- 根詰まりを起こしていないこと
- 株が明らかに弱っていないこと
- 生育がさかんな春~秋(最低気温15度以上が目安)であること

植え替え後は1ヶ月ほど経って根が回復してから肥料を与えてね。植え替え後、すぐに肥料を与えると根に負担がかかるよ。
葉が落ちて茎だけになった、もうダメ?

モンステラの葉がすべて落ちて幹だけになったとしても、諦めずに管理を続けてみてください。
葉が落ちたのが冬の場合、気温が上がり始める春には新芽が吹くことが多いです。

ちなみにモンステラは茎だけでも発根して生長できるよ。生命力の強い植物なんだ!
日当たりの良い場所がなかなか確保できない時は?
モンステラの幹を太くするために欠かせないのが光と風です。
この2つが揃っていないとどんなに上手に育てても幹は太くなりません。
そうはいってもなかなかベストな場所が見つからない…。そんな時におすすめなのが「人工観葉」です。

えー、人工観葉って偽物でしょ?安っぽくならないかな…。
そんな方におすすめなのが、造花専門店が扱う高級フェイクグリーン。
ひとつひとつ手作りで仕上げられたこだわりのフェイクグリーンは、至近距離でもかなりリアルで驚くはずです。

ちなみに筆者も場所によってはフェイクグリーンを取り入れてるよ。最近のフェイクグリーンはかなり精巧だよ…!
モンステラの幹を太くする方法を実践してみた【栽培記録】

では、実際に筆者がモンステラを太く育てた様子を時系列でご紹介します。
ひょろひょろに徒長したモンステラの幹を太くしたいという方は、ぜひご参考にされてくださいね。
セール品のモンステラを購入、植え替え【2020/12/24】

クリスマスイブの夜に近所のホームセンターでセール品のモンステラを発見、購入。 さっそく鉢底を確認したところ…

わお。かなり苦しそう…。
時期的には避けるべきですが、このままだと弱ってしまいそうだったので少し大きめの鉢に植え替えました。

水遣りは植え替え後にたっぷりと。その後は1か月弱控えました。
地上部が乾燥しないよう葉水をメインにお手入れ。
ひとまず東向きの窓際に置いて管理を続けます。

支柱を立てて矯正します【2021/6】

順調に育っているモンステラですが徐々に横に広がってきました。つる性植物ですから仕方ありません。
とはいえ、今回は幹を太くして自立させたいのです。なので、縦方向に育つよう支柱を立てて矯正します。

支柱を立てて茎が真上に育つようソフトワイヤーで固定。頂点2枚の葉以外切り落としたよ。
支柱を立ててから約一年経過したモンステラ【2022/5】
支柱を立ててから約一年経ちました。幹が太くなってなかなかカッコいい見た目に育ちましたよ。

支柱を外しましたが自立できます。
撮影のため壁際に置いていますが、普段は窓際のレースカーテン越しに置いています。

かなり樹形が整ってカッコいい雰囲気になったよ。筆者の場合、できるだけ幹を太く育てたかったので、春~秋は屋外の半日陰に置いて管理してました。

まとめ
- 日光と風が不足すると必ず徒長する
- 徒長した幹は太くならないため切り戻しが必要
- 正しい環境なら新芽から太い幹に育て直せる

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