・温度管理(最低10〜15℃をキープ)
・湿度を上げる(葉水で乾燥対策)
・水やり頻度を減らす(根腐れ対策)
「フィットニアが冬になると元気をなくしてしまう…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
フィットニアは高温多湿を好む熱帯原産の植物のため、日本の冬は環境が大きく変わり、どうしてもダメージを受けやすくなります。
そこで本記事では、フィットニアを冬でも元気に育てるための正しい温度管理・水やり・湿度対策の3つの基本をわかりやすく解説します。
フィットニアが冬に弱い理由

フィットニアは見た目の可愛らしさとは裏腹に、冬になると一気に弱りやすい植物です。
その理由は、原産地の環境と日本の冬とのギャップにあります。
熱帯原産で寒さに弱い
フィットニアは、南米ペルーなどの高温多湿な熱帯雨林に自生しています。
一年を通して暖かく湿った空気の中で育つため、ちょっとした寒さでもストレスを感じてしまいます。
最低温度10度・理想は15度以上
冬に弱りやすい最大の原因が「低温」です。
フィットニアは10度を下回ると一気に元気を失い、葉がしおれたり落ちたりします。
さらに美しい葉を保つには15度以上が理想です。
「室内だから大丈夫」と油断しがちですが、
・夜間の窓際
・暖房を消した後の部屋
などは想像以上に冷え込むため注意が必要です。
乾燥に弱く、暖房で傷みやすい
冬は空気が乾燥するうえ、暖房を使うと湿度がさらに下がります。
もともと湿度70%以上を好むフィットニアにとって、乾燥は大敵です。
乾燥すると
- 葉がしおれる
- 葉先が茶色くなる
- 葉がカサカサして縮む
などの症状が表れやすくなります。
冬は生育が止まり、根腐れしやすい
気温が低い冬はフィットニアの生育がほぼ止まり、根が水分を吸う力が弱まります。
そのため、暖かい季節と同じように水やりすると、
- 土が乾きにくくなる
- 根が常に濡れた状態になる
- 結果として根腐れしやすくなる
という悪循環が起こるのです。
フィットニアを冬越しさせるための3つのコツ
フィットニアは高温多湿を好む熱帯性の植物です。そのため、日本の冬は高いハードルとなります。
今回ご紹介する3つのコツさえ抑えて、フィットニアを冬越しさせましょう。
①15度以下の寒さに当てない

多くの観葉植物に比べ、フィットニアは寒さに弱いです。15度以下になると生長が緩慢になります。
枯らせないためには最低でも10度、美しい株姿を保つなら最低でも15度は必要でしょう。お部屋に温度計を設置し、室内が寒すぎないか気にかけてやる必要があります。

室内でも朝晩の窓際はかなり冷え込むことも…
「室内に置いておけば大丈夫!」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、暖房を切った後の室内は想像以上に冷え込みます。特に、集合住宅よりも戸建て住宅の方が夜間に冷え込みやすい傾向です。
夜になったらできるだけ室内の中心近くに鉢を移動し、窓から数メートル離してやると寒さ対策になります。
また、水やりは暖かい時間帯に済ませ、夜間の水やりは避けることも冷えから株を守るコツです。
②水やりは控えめにする

多くの観葉植物に比べて水を好むフィットニア。春から秋の暖かい時期は土の表面が乾いたら水を与えます。
しかし、気温が15度以下になる冬場は別です。冬場は寒さによって生長が緩慢になり、根が水分を吸う力が弱くなります。
この状態で暖かい時期と同じように水やりしていると起こしがちなのが根腐れです。

冬場は土の表面が乾いて1~2日ほどしてから様子を見て水を与えましょう。
また、フィットニアの場合は空気が乾燥することで葉がしおれやすいです。美しい葉を保つためには、こまめな葉水が欠かせません。
冬場の水やり方法【目安】
置き場所や温度、風通しなどの管理環境によって水やりのタイミングは異なります。ここではあくまで目安としての水やり方法をご紹介します。
- 15度以下になったてきたら水やりの間隔を少しずつ空ける(土の表面が乾いてすぐではなく、1~2日ほど経ってから)
- 水やりは暖かい午前中から昼くらいまでに済ませる
- 30度程度の常温の水を与え、水やり後はしっかりと水気を切り、受け皿の水もこまめに捨てる
- できるだけ風通しのよい明るい場所に置く。窓際のレースカーテン越しが理想的。(ただし、夜になったら冷え対策として窓から数メートル離す)
- 肥料は不要、活力剤は状態に合わせて活用するのもあり

③こまめな葉水で乾燥予防
高温多湿を好むフィットニア。乾燥するとすぐに葉がしおれ観賞価値が下がってしまいます。
フィットニアに欠かせないのがこまめな「葉水(はみず)」です。

特に、窓を閉め切り暖房を効かせる冬場は室内の空気が乾燥しがちですね。フィットニアが好むのは湿度70%以上です。
いくら加湿器を稼働させても湿度70%にすることができません。そこで必要となるのが葉水です。
葉の表や裏、茎など株全体に霧吹きで水分を吹きかけ、空中湿度を確保しましょう。
鉢植えの横に霧吹きを置いておき、気づいたときに葉水できるようにしておくのがおすすめですよ。
家庭用水分計を活用すると管理が楽になる
冬場の管理でもっとも難しいのが水やりのタイミングではないでしょうか。
「土の乾き具合がイマイチ分からない」「いちいち土の湿り気を確認するのは面倒」「できるだけ枯らしたくない」
このような方におすすめなのが家庭用水分計(水やりチェッカー)です。

土に挿しておくだけで色で水やりのタイミングを教えてくれるため、管理が一気に楽になるだけでなく、根腐れのリスクを軽減してくれる便利アイテムです。
フィットニアの場合、冬場はチェッカーが白になって1~2日ほどしてからの水やりがおすすめですよ。

冬に起こりやすいトラブルと対処法

冬のフィットニアは環境の変化に敏感で、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
ここでは、冬によく見られる症状と、その原因・正しい対処法をわかりやすくまとめました。
葉が落ちる → 寒さ or 過度の乾燥
フィットニアは寒さと乾燥に弱く、冬になると葉がぽろぽろ落ちることがあります。
特に10〜15℃以下の環境ではストレスを受けやすく、乾燥と重なると一気に弱る原因になります。
対処法
- 室温を 15℃以上 に保つ
- 暖房の乾燥対策として 葉水を増やす
- 夜間は窓から離れた場所に移動する
葉が茶色くなる → 乾燥 or 冷え込み
葉先や葉の縁が茶色くなる場合は、空気の乾燥が進んでいるサインです。
また、夜間の冷え込みでも同じ症状が起こることがあります。
対処法
- 暖かい場所へ移動し、夜間の冷気を避ける
- 加湿器+葉水で 湿度を高める
- 直風(暖房の風)が当たらない位置に置く
葉がしおれる → 急激な温度低下 or 水切れ
フィットニアは急な気温変化に弱く、気温が下がると葉がしおれることがあります。
また、土が完全に乾ききると水切れでもしおれやすくなります。
対処法
- 室温が急激に下がっていないかチェック
- 葉水で空中湿度を確保
- 土が乾いている場合は、午前中に常温の水で水やり
茎がひょろひょろ → 日照不足
冬は日照時間が短く、自然光の量も弱くなります。
そのためフィットニアは徒長(茎がひょろひょろ伸びる)しやすくなります。
対処法
- できるだけ 明るい場所へ移動(レース越しの窓際が理想)
- 日照が確保できない場合は植物用ライトを活用
- 伸びすぎた場合は春以降に剪定して形を整える
根腐れ → 水やり過多・風通し不足
冬の根腐れは非常に多いトラブルです。
低温で生育が止まり、水が吸われないため、土が湿りっぱなしになることで起こります。
対処法
- 水やりの 間隔をしっかり空ける(乾いて1〜2日後が目安)
- 水やり後は必ず受け皿の水を捨てる
- 室内でも扇風機やサーキュレーターで軽い空気の流れを作る
フィットニアが枯れそうなときの復活方法

フィットニアは一見デリケートですが、ポイントを押さえれば十分復活可能です。
症状別に、最も効果的な対処法をまとめました。
葉がしおれたとき — 温度UP+葉水で回復
フィットニアの葉がしおれる原因のほとんどは 寒さ か 乾燥 です。
特に冬は10℃を下回ると一気に元気をなくします。
対処法
- 室温を15〜20℃まで引き上げる
- 葉全体に軽く葉水して湿度を補う
- ただし土が湿っている場合は水やりを控える(根腐れ防止)
数時間〜半日でシャキッと戻ることも多いです。
茎が弱って倒れそうなとき — 株の切り戻しが有効
徒長や弱りで茎が倒れているときは、無理に支えるより切り戻した方が早く回復します。
対処法
- 弱った茎を2〜3節残してカット
- 春まで管理し、暖かくなったら再び元気な新芽が出る
切った茎は挿し木にできるため、株を増やすチャンスにもなります。
土が冷えているとき — 鉢カバー+部屋の中央へ移動
窓際や床の冷えで根がダメージを受けているケース。
対処法
- 鉢カバーに入れて底冷えを防ぐ
- 冬の夜間は窓際から離し、部屋の中央へ
- 発泡スチロールシートを敷くのも効果的
根が冷えると全体がぐったりするので、環境改善が即効性あり。
根腐れの疑い — とにかく“乾かす”が最優先
冬のフィットニアのトラブルNo.1が根腐れ。特に、湿った土+低温は致命的です。
対処法
- 水やりをストップ
- 風通しの良い場所で軽く乾かす
- カビ臭や黒い根があれば取り除く(応急処置)
- 鉢底から臭う場合は受け皿の水をすぐ捨てる
可能なら“部分的に植え替え”で回復を早める
※本格的な植え替えは春がおすすめ**
冬にフル植え替えをするとダメージが大きいため、
部分的な土替え・根の整理だけ に留めるのが安全。
部分的な植え替え例
- 鉢の上部2〜3cmの古い土を入れ替える
- 傷んだ根だけ軽く取り除く
- ペットボトルキャップ程度の軽石を少し混ぜて通気性UP
春になると根が動き出し、グッと持ち直すことが多いです。
まとめ
今回は、フィットニアを冬越しさせるコツ3つをくわしくご紹介しました。
フィットニアを冬越しさせる上で欠かせないポイントが、「温度」「湿度」「水やりのタイミング」の3つです。
また、窓を閉め切り室内はどうしても風通しが悪くなることで、根腐れや病害虫が起きやすくなります。できるだけ風通しのよい環境を用意してあげることも大切です。
扇風機やサーキュレーターなども活用しつつ、寒い冬を乗り越えてくださいね。
さらにくわしく「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」
フィットニアを冬越しさせるコツ3つとは?
- 15度以下に寒さに当てない(最低でも10度は必須)
- 水やりはやや控えめにする
- こまめな葉水で乾燥による葉の傷みを予防
フィットニアのその他topic





