鮮やかな網目模様が美しい観葉植物「フィットニア(和名:アミメグサ)」。
最近では100円ショップのダイソーでも販売されており、手軽に購入できる人気の植物です。
私自身も、これまでにダイソーで購入したフィットニアを2回ほど育てましたが、いずれも半年ほどで枯らしてしまいました。
そこで本記事では、実体験をもとに ダイソーのフィットニアの育て方・失敗原因・長持ちさせるコツ を解説します。
これから育ててみたい方の参考になれば嬉しいです。
フィットニアとは?特徴とダイソーでの購入事情
フィットニアは中南米原産の小型観葉植物で、別名「アミメグサ(網目草)」とも呼ばれています。
葉には白や赤の網目模様が入り、コンパクトながらインテリアのアクセントになる存在感が魅力です。
ただし、葉が柔らかく薄いため乾燥に弱いのが特徴です。適度な湿度と水分を保つことが必要で、こまめにお世話するのが好きな人に向いている植物といえます。
ダイソーでも購入できるフィットニア
最近では100円ショップのダイソーでも販売されており、100〜200円という手頃な価格で手に入ります。
私が購入したときは、白い網目模様が印象的な株でした。小さいながらも存在感があり、思わず手に取りたくなる可愛さがあります。
購入時に注意したい土の状態
ただし、ダイソーの植物全般に言えることですが、植え付けられている土の質には注意が必要です。
多くの場合、ピートモスや水苔が使われていて、水を含むとベタつきやすく、逆に乾くとカチカチになってしまいます。
水はけと保水性のバランスがとれた培養土を使うことで、フィットニアを健康に保ちやすくなります。
ダイソーのフィットニア【生育レポート】
では、さっそくフィットニアの生育記録をご覧ください。失敗も含めて管理のご参考になれば幸いです。
ダイソーでフィットニアを購入、植え替え【2021/9】
白い網目模様が綺麗なフィットニアを発見。即、購入。和名は「アミメグサ(網目草)」。そのまんまですね。

ダイソーで購入した植物はミズゴケのような土(多分、ピートモス)で植え付けられているんですよね。ビショビショかカラッカラのどちらかなので、水はけのよい土に植え替えます。
フィットニアは寒さに強くないので、今はベランダですが、今後は室内に移動させることが予想されます。そのため、プロトリーフさんの室内用の土を使用。

この土は、虫の原因となる「堆肥」が使用されていないので、コバエがわきにくいんです。虫が苦手な方におすすめ。
鉢は同じくダイソーさんで購入した小さめの素焼き鉢を使います。冬までにもう少し大きく育ってくれるかな。
ということで、植え替え完了です。

かわいいですね。綺麗な編み目模様を保つためには日光が欠かせないそうですよ。ただ、直射日光は葉を傷める原因になるため避けます。
乾燥し過ぎるとあまりよくないようなので、土が乾いたタイミングで水やりすることに。寒くなるまではベランダで育てます。
その後、枯れてしまったフィットニア…そしてリベンジ!【2022/4/6】
その後、3か月程で窓際の寒さに当たりすぐに弱ってしまいました。
どんどん葉がカラカラになっていき、こまめに葉水をして保湿していましたが、株も小さい上、植え替えて間もなかったためかそのまま枯れてしまいました。。(12月頃)
そして春になり、またダイソーでフィットニアを発見。今回こそは枯らさないように頑張ります。
本日は気温も20度と暖かく、そのまま植え替えることにしました。
前回、素焼き鉢に植え付けましたが、真冬のため室内が乾燥していたこともあり、葉がカラカラに乾燥してしまいました。
通気性と排水性にすぐれる素焼き鉢ですが、今回はプラスチック鉢をチョイス。時期的にも生育が旺盛になるタイミングですね。
軽く根鉢をほぐして植え替え完了です。屋外は最高気温20度、最低気温8度。夜間はまだ室内の方がよさそうです。
フィットニアは非常に寒さに弱く、耐えられるのは10度度程度まで。体力のない小さな株であれば最低でも15度は保ってやらないとまた弱ってしまいます。
あとはこまめな葉水ですね。なんとしてもこんもり育て上げたいところです。
こんもりしてきたフィットニア【2022/7/8】
徐々にこんもり茂ってきたフィットニア。新しい葉がどんどん展開しています。
1日1回は葉水で空中湿度を保っています。
2週間の断水により完全に枯れたフィットニア【2022/8/12】
なんと、帰省による不在が2週間ほど続いたことで完全に枯れてしまいました…。
多めに水を与えてサーキュレーターをまわしっぱなしの室内に置いていたのですが、この時期の水切れは致命傷となってしまいました…。残念。

懲りずにリベンジ予定。お楽しみに…。
ダイソーのフィットニアが枯れやすい原因
実際に育てて分かった「枯れる原因」は大きく分けて3つです。
1. 乾燥に弱すぎる
フィットニアは葉が薄く、水分を多く必要とします。土が乾きすぎるとすぐにしおれ、そのまま枯れてしまうことも。特に真夏や暖房を使う冬は要注意です。
2. 寒さに弱い
耐えられるのは最低10℃程度まで。特に小さい株は寒さに負けやすく、窓際や玄関など温度変化のある場所ではすぐにダメになります。
3. 水はけの悪い土
購入時の土はピートモスや水苔で、乾燥するとカチカチに、湿るとベタベタになりやすいのが難点。根腐れや水切れのリスクが高まります。
枯らさずに育てるための対策
では、どうすればダイソーのフィットニアを長持ちさせられるのでしょうか。
購入後は早めに植え替える
水はけ・保水性のバランスが良い培養土に植え替えましょう。室内向け培養土なら虫も出にくく安心です。
鉢選びを工夫する
素焼き鉢は乾燥しやすいため、初心者にはプラスチック鉢がおすすめ。湿度を保ちやすくなります。
置き場所は半日陰〜室内
明るいけれど直射日光が当たらない場所が理想。レースカーテン越しの窓辺などが向いています。
こまめな水やり・葉水
土の表面が乾いたらしっかり水を与え、1日1回は葉水で湿度をキープ。乾燥のサイン(葉がしおれる)を見逃さないようにしましょう。
冬は室内の暖かい場所へ
気温15℃を下回ると弱るので、エアコンの効いた部屋に移動させるのがおすすめ。窓際は冷気で意外と寒いため避けた方が無難です。
まとめ
ダイソーのフィットニアは、手軽に購入できて見た目もとても可愛い観葉植物ですが、 乾燥と寒さに極端に弱い ため、初心者には少し難しい面もあります。
私自身、2度の挑戦でどちらも半年ほどで枯らしてしまいましたが、原因を振り返ると「乾燥・寒さ・管理不足」の3点が大きな要因でした。
お世話好きで、こまめに水やりや葉水をしてあげられる方にはぴったりの植物です。ダイソーで見かけたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。