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ベンジャミンの葉を増やす方法は?こんもりしたフォルムに育てる!

スカスカのベンジャミン ベンジャミン

ツヤ感のある色鮮やかな葉と明るい色味のしなやかな幹が美しいベンジャミン。

環境の変化に敏感なベンジャミンは、観葉植物の中でも「葉を落としやすい植物」として知られます。

とはいえ、こんもり茂った葉が落葉によりスカスカになってしまったら、正直、見栄えがよろしくありませんね。

そこで今回は、ベンジャミンの葉を増やす方法をご紹介します。

白い模様の入った斑入り品種(スターライト等)は生長が遅く、回復するまでかなりの期間が必要になるよ。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ベンジャミンの葉を増やす方法は?こんもりしたフォルムに育てる!

まずはじめに、現在、あなたが育てているベンジャミンはどのような樹形をしているでしょうか?

トピアリー仕立てのベンジャミンは内側の葉が落ちやすい傾向

もし、幹が数本編み込まれた「トピアリー仕立て」の場合、どうしても内部の葉に日光が当たりにくくなります。(下写真)

ベンジャミン(スタンダード仕立て)こんもり丸みのある樹形が特徴の「トピアリー仕立て」

結果、内側の葉が落ちてスカスカの見た目になることが多いのです。(下写真)

スカスカのベンジャミン内側に光や風が当たりにくいトピアリー仕立ては内部の葉が落ちやすい傾向

トピアリー仕立てのベンジャミンは減少傾向

現在ではこのようなデメリットもあり、編み込み仕立てのベンジャミンを見かけることは以前よりも減りました。

編み込みがかわいいスタンダード仕立てのベンジャミントピアリー仕立てのベンジャミン。可愛い見た目をキープするのはなかなか難しい…

逆に、自然の成長に任せたナチュラルな樹形のベンジャミンが多く出回っています。

くるくるしたベンジャミンバロックくるくるしたユニークな葉が人気のベンジャミン「バロック」

スカスカになったベンジャミンの葉を増やすためにできることは?

ベンジャミンは春~秋の暖かい時期に生育が旺盛になります。そのため、暖かい時期は比較的に新芽が芽吹きやすいです。

スカスカになってしまったベンジャミンの葉を増やし、こんもりとした姿に育てたい場合、明るく風通しのよい場所に置くことで生育が良くなり葉が増えます。

スカスカになったトピアリー仕立てのベンジャミンはどうすべき?

内側の葉が落ちスカスカになったトピアリー仕立てのベンジャミンを仕立て直す方法は主に3つ。

それが、「適期の剪定」「挿し木」「曲げ木」です。

  • 適期の剪定…春から秋の暖かい時期(おすすめは4月~6月頃)に混みあっている部分をカットすることで十分な風通しと日当たりを確保、樹形を整える

徒長したガジュマル日光不足によりひょろひょろに徒長したガジュマル(ベンジャミンと同じゴムノキの仲間の植物)

ガジュマル適期に剪定したことで次々と芽吹き、2か月後には葉が増えた。

 あわせて読みたい「ガジュマル 丸坊主の方法をわかりやすく解説します!」

  • 挿し木…ひょろひょろで剪定のしようがないという場合、葉の付いた枝をカットして水や土に差し発根させ育て直す

ガジュマルの挿し木(ビフォーアフター)剪定時にカットした枝を水に差し発根。発根後、水はけの良い土に植え付けて日当たりの良い場所に置いて育てた。

 あわせて読みたい「ベンジャミンを挿し木で増やそう【分かりやすく解説!】」

  • 曲げ木…ゴムノキの仲間であるベンジャミンが幹や枝が柔軟。枝や幹を曲げることで好みの樹形に整えるのもよい

ベンジャミンの曲げ木1.ゆっくり慎重に少しずつ曲げる。曲げた枝のカーブ外側に白い樹液が滲み出てきたら曲げるのを止める。

ベンジャミンの曲げ木2.曲げた位置で固定。麻紐やワイヤーを使って止める。曲げ直後は見栄えが悪いが、時間の経過とともに日光の方角に向かって成長する。

プラスチック鉢にテープで固定した麻紐3.固定する部分が何も無ければテープを使って麻紐を鉢の表面に固定します。

 あわせて読みたい「スカスカのベンジャミンを復活させる方法とは?」

 

まとめ

植え替え後のベンジャミン

ということで、今回はベンジャミンの葉を増やす方法をご紹介しました。

まずは管理環境の見直しから。時期が冬の場合は暖かくなるまで待ちましょう。

天気予報をチェックし、最低気温が15度以上になってきたらベンジャミンの成長も盛んになり始めます。

剪定や挿し木、植え替えなどをおこなうなら暖かい時期です。ただし、曲げ木は一年中おこなうことができます。

アルテシマの曲げ加工後(予想)1.ゴムノキは幹に柔軟性があるため曲げやすい

曲げ加工から約1か月半後のアルテシマ2.曲げてから約3か月後のゴムノキ。日光に向かって葉が向きを変えつつ成長しました。

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「ベンジャミンの水やり方法!タイミングと量、失敗を防ぐコツまで」

「ベンジャミンを冬越しさせるためのコツ3つとは?」

「小さなベンジャミンを大きくしたい!生育経過ブログ」

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ベンジャミン
この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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