オリヅルランの調子がイマイチ…根腐れかも…。
気づいたときには葉が黄ばんだりしおれていたりして、根腐れを起こしていることがあります。
根腐れはオリヅルランにとって深刻なダメージですが、早めにケアすれば復活させることが可能です。
そこで今回は、オリヅルランの根腐れを見分け、復活させる方法を詳しく解説します。
オリヅルランが根腐れしたときによくある症状は?
オリヅルランの場合、根腐れを起こすと以下のような症状が現れることが多いです。
- 葉が黄色くなる:水分や栄養が根から吸収されないため、葉が変色。
- 葉が垂れる・しおれる:根が機能しないため、水遣りしてもハリが戻らない。
- 土が異臭を放つ:腐敗した根が原因で、土から悪臭がする場合がある。
- 根が黒ずんで柔らかい:健康な根は白や薄茶色で弾力がある。腐った根は黒や茶色で触ると脆く崩れる。
- 株元がぐらぐら:根が腐ると地上部を支えられず、株元が不安定にぐらつく。
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根腐れしたオリヅルランを復活させる方法
オリヅルランの根腐れが疑われる場合、以下の手順で早めに対処できれば復活の可能性も大いに残されています。
土が乾くまでは水やりを控える
寒さで傷んだオリヅルラン。まずはしなしなに傷んだ葉を取り除きます。
根腐れが疑われる場合、まずは土が完全に乾くまで水やりを控え、明るく風通しの良い場所に置き乾燥を促します。
ただし、すでに株元がぐらついてダメージが深刻な場合は次の手順からスタートしても構いません。
鉢から株を取り出し傷んだ根を取り除く
根腐れが疑われる場合、まずは植物を鉢から取り出します。
- 鉢を軽く叩いて植物を引き抜き、根の状態を観察
- 健康な根は白っぽく、弾力がある。腐った根は黒や茶色で脆いのですぐ見分けがつく
新しい土と鉢で植え直す
古い土や鉢は病原菌の温床になるため、新しいものを用意します。
- 水はけの良い清潔な土を選ぶ。使い回しは避けて。根が出るまでは無機質な土が良い。(赤玉土やバーミキュライト、軽石小粒などを混ぜたもの)
- 根の量が減った場合、これまでよりも小さめの通気性に優れる鉢を使う
たっぷり水やり、しっかり水切り
新しい鉢と土に植え直したら、たっぷりと水を与えましょう。
その後、鉢を持ち上げてしっかりめに水を切っておきます。完全に水が切れるまで、鉢底に折りたたんだクッキングシートを敷いてもok。
オリヅルラン 根腐れ処置後の注意点
根腐れ処置後は、以下のポイントに注意して管理しましょう。
水やりは土が乾いてから
- 土の表面が乾いてきたら、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える
オリヅルランは乾燥にある程度耐性があります。土の表面が乾いたら水を与える程度で十分です。
明るく風通しの良い場所で発根を待つ
明るく風通しの良い場所で発根を待ちましょう。
室内なら南~東向きの窓際が理想。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須です。
オリヅルランが根腐れする主な原因
オリヅルランが根腐れを起こす場合、よくある原因には大きく3つ挙げられます。
過剰な水やり
オリヅルランは水を好む植物ですが、常に湿った状態の土壌では根が窒息し、腐敗しやすくなります。
排水性の悪い鉢もこの問題を悪化させます。
2年以上植え替えてない
水はけの悪い土を使うと、鉢の中に水が溜まりやすくなります。
特に粘土質の土や2年以上植え替えをしていない場合、土がカチコチに固まり、根腐れを起こしやすいです。
水はけの悪い鉢
底穴のない鉢は排水ができず、余分な水が土の中に溜まって根腐れの原因になります。
オリヅルランには必ず底穴のある鉢を選びましょう。
窓を閉め切った室内
風通しが悪い環境や土壌が固まりすぎている場合、根が十分な酸素を吸収できなくなり腐敗します。
特に窓の閉め切った室内は要注意。窓から遠く離れた壁際や部屋の隅なども気を付けましょう。
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オリヅルランが根腐れしたかも?よくある症状~復活方法【まとめ】
オリヅルランの根腐れは適切な対処で復活させることができます。
原因を特定し、腐った根を取り除き、新しい環境で育て直すことで植物は再び元気を取り戻します。
また、日々の管理で予防を心がけることも重要です。
オリヅルランを元気に保つためのポイントを押さえ、長く美しい姿を楽しみましょう!