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北海道でガジュマルを育てたい人必見!冬の寒さから守るコツ3つ

ガジュマルの冬越しのコツ ガジュマル

北海道のような寒冷地で「ガジュマルを育てたいけど、冬に枯れないか不安…」という方も多いのではないでしょうか?

ガジュマルは沖縄などの熱帯地域が原産のため、寒さにとても弱い観葉植物です。

しかし、ポイントを押さえれば北海道でも元気に冬越しさせることが可能です。

この記事では、北海道でガジュマルを育てる際に知っておきたい寒さ対策の3つのコツと、併せて意識したい注意点を解説します!

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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ガジュマルは北海道でも育つ?冬越しで気を付けるべき3つポイント

ガジュマルの冬越しのコツ

北海道の冬の室内は本州地域に比べてとても暖かいですが、暖房を切った後の朝晩はかなり冷え込みます。

元気な状態を保ちつつ冬越しさせるためには、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。

冬の水やりは土が乾いてさらに3日ほど経ってから

葉が全て落ちたガジュマル

寒さで葉が全て落ちてしまっても諦めないで!

ガジュマルは20度以下になると生育が緩慢になり、水を吸い上げる力も弱まります。

暖かい時期と同じ頻度で水やりしていると、土が常に湿りっぱなしになることで根が傷みやすくなってしまいます。

  • 土の表面が乾いた後、3~4日ほど経ってから土の約1/3が湿るくらいの量で水やりする
  • 水やりは午前中の暖かい時間帯で、できるだけ晴れた日に済ませる
  • 冷水は避けて常温に戻した水を与える
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床暖房に鉢を直置きしない

寒冷地では室内を暖かく保つために床暖房が一般的ですが、ガジュマルの鉢を直に床暖房の上に置くことは避けましょう。

床暖房の熱が直接鉢に伝わることで、根が過度に乾燥し、ダメージを受ける可能性があります。

  • 鉢を床から少し浮かせるために、小さな台やラックを使用する
  • 冷気は低い位置に溜まるため、寒さから遠ざけるためにも床に直置きは避ける
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夜になったら窓から1~2m離す

窓際に置いた観葉植物

夜間の急激な温度低下からガジュマルを守るために、夜は窓から1~2m離すことが重要です。

特に北海道の冬は寒さが厳しく、夜間~朝方にかけて窓際の温度が急激に下がることがあります

  • ガジュマルを夜間には窓から1~2m離れた場所に移動する
  • 鉢が重い場合はキャスター付きの鉢スタンドを使用すると移動が簡単
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北海道でガジュマルを育てるときの注意点

上記の3つのポイントに加え、北海道でガジュマルを育てる際には以下の点にも注意しましょう。

日当たりを確保する

植物育成ライト

冬の間は日照時間が短くなりますので、できるだけ明るい場所にガジュマルを置くことが重要です。

南向きの窓辺や、人工照明を利用するのも良いでしょう。

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室温を15℃以上に保つ

マコデスペトラの下に敷いたピタリ適温

温度を一定に保ってくれる「ピタリ適温」は熱帯植物の冬越しに便利!

室温が15度以下にならないように注意しましょう。

夜間の温度低下には特に気を付け、必要に応じてヒーターを使用することを検討してください。

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サーキュレーターで空気を循環

室内の空気が停滞すると、ガジュマルの健康に悪影響を及ぼすことがあります。

サーキュレーターを使用して空気を循環させ、均一な温度と湿度を保つことが大切です。

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よくある質問

Q1:ガジュマルは北海道の冬に屋外でも育てられますか?

A:屋外はNGです!

ガジュマルは熱帯〜亜熱帯原産で、霜や氷点下に弱い植物です。北海道の冬は地表が凍結するため、屋外では根が凍ったり枯死します。

春〜秋で日中の気温が15℃以上に安定する期間は屋外に出して日光浴をさせても良いですが、冬は必ず室内に入れて管理してください。

Q2:冬の水やりはどのくらいの頻度が良いですか?具体的なやり方は?

A:土の表面が乾いてからさらに3〜4日待ち、鉢土の約1/3が湿る程度の少量を与えるのが目安です。

ポイントは「過湿にしない」こと。与える時間帯は午前中の暖かい時間にし、冷水は避けて常温に戻した水を使ってください。

湿度計や竹串を使って土の乾き具合を確認すると失敗が少ないです。

Q3:葉が全部落ちてしまいました。まだ復活しますか?

A:根が生きていれば復活の可能性が高いです。

ガジュマルは葉を落としても根が生きていれば春に新芽が出ることがあります。

まずは土を乾かし気味にして、温度(15℃以上)と明るさを確保してください。

すぐに水を与えすぎたり、肥料を与えたりするとさらに弱るので控えましょう。

▶ガジュマルの葉が落ちる原因は?落ちた葉の状態から原因特定する方法

Q4:室内のどこに置くのが良いですか?窓辺でも大丈夫?

A:日中は南向きなど光がよく入る窓辺で、夜は窓から1〜2m離すのが理想です。

昼間は光を十分に当てて光合成させ、夜間の急激な冷えを避けるために窓際直置きは避けます。

鉢が重くて移動が難しい場合は、夜間だけカーテンや断熱シートで冷気を遮る工夫をしてください。

Q5:床暖房の上に鉢を直置きしても大丈夫?

A:直置きは避けてください。

床暖房の熱が直接伝わると根の乾燥や「根焼け」を起こす可能性があります。

鉢底を数センチ浮かせる台やラックを使うか、断熱になる台座を敷いて熱の直伝達を防ぎましょう。

ガジュマルの寒さ対策には鉢底に敷くヒートシートがおすすめ↓↓

Q6:冬におすすめの温度・湿度管理は?ヒーターや保温器具は必要?

A:室温を15℃以上に保つのが目安。乾燥しすぎないよう湿度は40〜60%程度が理想です。

夜間や早朝に15℃を下回るなら、小型のヒーターや鉢用保温シート(温度調節機能付き)を利用すると安心です。

暖房で室内が乾燥する場合は加湿器や水トレイで湿度を補ってください。

ガジュマルの寒さ対策には鉢底に敷くヒートシートがおすすめ↓↓

▶【口コミ】ピタリ適温プラスはつけっぱなしで大丈夫?3年使って分かった安全性と使い方

Q7:肥料は冬の間に与えていいですか?

A:冬の成長が鈍る時期は与えないか、控えめにするのが安全です。

ガジュマルは気温が低いと根の吸収力が落ちるため、肥料分が蓄積して根を痛めることがあります。

通常は春〜秋の生育期に施肥し、冬は与えないかごく薄い液肥を1〜2ヶ月に一度程度に留めてください。

▶ガジュマルにおすすめの栄養剤はどれ?初心者でも使いやすい肥料・3選

Q8:鉢や土の種類はどんなものが良いですか?植え替えのタイミングは?

A:水はけが良く通気性のある培養土がおすすめ。植え替えは春の成長期に行います。

市販の観葉植物用土にパーライトや軽石を混ぜて水はけを良くすると根腐れしにくくなります。

根詰まりや土の劣化が見られる場合は春(気温が安定してから)に一回り大きな鉢へ植え替えましょう。冬の植え替えは避けてください。

Q9:病害虫の兆候と対処法を教えてください(カイガラムシ・ハダニなど)。

A:葉に白いモコモコ(カイガラムシ)、葉裏の糸状物や白っぽい斑点(ハダニ)が見られたら早めに対処を。

対処法

  • 小規模なら柔らかい布や綿棒でこすり取り、石けん水で拭き取る。
  • 被害が広がっている場合は園芸用殺虫剤やオイルスプレー(植物に優しいもの)を使う。
  • 室内管理では空気が乾燥するとハダニが発生しやすいので、湿度管理と定期的な葉水(葉への霧吹き)で予防しましょう。

▶ガジュマルに虫が湧く原因は?初心者でも簡単にできる虫対策!

Q10:挿し木や株分けで増やしたい。やり方と適した時期は?

A:挿し木は春〜初夏が最適。健康な茎を10〜15cmほど切って発根させます。株分けは根鉢が十分発達している春が良いです。

挿し木の手順(簡潔)

  1. 清潔な切り口で健全な枝を切る。
  2. 1〜2日風通しの良い場所で切り口を乾かす(発根促進)。
  3. 挿し木用の用土(軽い培養土)に挿す。
  4. 半日陰で保湿しつつ、発根するまで過度な水やりは避ける。

発根後は徐々に日光に慣らして鉢上げしてください。

▶ガジュマルの挿し木が太くならない時の対処法は?

 

まとめ|ガジュマルは北海道でも冬越しできる!

北海道のような寒冷地でも、室内の環境を整えればガジュマルは元気に冬越しできます。

特に重要なのはこの3つ👇

  • 水やりは乾いてから3日後に行う
  • 床暖房の上に直置きしない
  • 夜は窓から1〜2m離す

室温を15℃以上に保ち、日中は光をしっかり確保してあげれば、北海道の冬でもガジュマルはしっかり成長してくれます🌿

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