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テーブルヤシがカサカサに!乾燥で弱る前にできるお手入れ方法

テーブルヤシ その他

テーブルにちょこんと置けるヤシの木「テーブルヤシ」。室内に一鉢置くと涼し気な雰囲気を演出してくれるインテリアグリーンですね。

でも、植物を室内で育てていると起こりがちなのが、

「水を与えているのに何となく元気がない…」

「気を付けて育てていたのになぜか弱ってしまった…」

などのトラブルです。そこで今回は、室内で育てているテーブルヤシが枯れる主な原因と育て方のポイントをご紹介します。

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
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テーブルヤシの葉がカサカサになる主な原因

テーブルヤシ

まずは、テーブルヤシが枯れる主な原因3つをみていきましょう。

乾燥した室内環境(エアコン・暖房の影響)

室内のエアコン

テーブルヤシは熱帯原産の植物で、ある程度の湿度を好みます。

冬場の暖房や夏の冷房が効いた室内は空気が乾燥しやすく、葉先からカサカサと傷んでいく原因になります。

エアコンの風が直接当たる場所に置くと、一気に葉が乾燥して茶色く枯れ込む!

水やり不足や与え方のミス

テーブルヤシは「乾燥に強い」と紹介されることも多いですが、鉢の中が極端に乾きすぎると葉がカサカサになってしまいます。

特に小さな株は根張りが弱く、水切れの影響を受けやすいです。

逆に、土が常にジメジメしていると根が傷み、水を吸えずに乾燥したような症状を見せることもあります。

水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでしっかり与える」のが基本!

直射日光や強い風によるダメージ

テーブルヤシは耐陰性があり、直射日光には強くありません。

真夏の強い日差しに当たると葉焼けを起こし、乾燥してパリパリになってしまいます。

また、窓際や玄関などで強い風が当たり続けると、葉から水分が奪われやすく、葉先が茶色く変色していきます。

室内なら南~東向きの窓際に置くのがベスト。窓越しの光であれば、レースカーテンも基本不要。

根詰まり・栄養不足による生育不良

長く同じ鉢で育てていると根が詰まり、土中の水や養分を十分に吸収できなくなります。

その結果、葉がカサカサに乾燥したように見えることがあります。

また、肥料を全く与えずに育て続けると、徐々に葉の色が薄くなり、乾燥したようにハリを失ってしまいます。

1~2年に一度の植え替えと、春~秋の成長期に緩効性肥料を与えることが、健康な株を維持するポイント!

テーブルヤシは冬場に水をやり過ぎると根腐れを起こしやすい。乾燥気味に管理するのがテーブルヤシを冬越しさせるポイント。

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テーブルヤシのカサカサ葉を復活させる対処法

テーブルヤシの植え替え

葉水で湿度を与える

乾燥が原因でカサカサになっている場合は、霧吹きで葉の表裏に水をかける「葉水」が効果的です。

特にエアコンの風が当たる環境では葉から水分が奪われやすいため、毎日~数日に一度の葉水でしっかり保湿してあげましょう。

冬の夜間に行うと低温で蒸れてカビの原因になるので、日中に行うのが安心!

▶テーブルヤシの色が薄い理由は?育て方のコツ3つも

正しい水やりのタイミングと方法

サスティー

水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる便利アイテムも。

乾燥で弱っている株は、根が水分をしっかり吸える状態に整えてあげる必要があります。

水やりの基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまで与える」。

常に湿ったままでは根腐れの原因になりますが、完全にカラカラにすると葉がすぐ傷むため、バランスが大切!

置き場所を見直す(直射日光・エアコンの風を避ける)

直射日光で葉焼けしたり、エアコンの風で乾燥したりすると、葉がパリパリになってしまいます。

テーブルヤシは「明るい日陰」がベストポジション。

窓際に置く場合はレースカーテン越しにし、冷暖房の風が直接当たらない場所を選びましょう。

植え替えで根の状態を改善する

テーブルヤシ

鉢の中で根が詰まっていたり、古い土のまま長く育てていると、水や養分をうまく吸収できずに葉が乾燥したようになります。

1~2年に1度の植え替えで根を整理し、新しい土に更新すると株がリフレッシュされます。

黒く傷んだ根があれば取り除き、健康な白い根を残すようにしましょう。

 

テーブルヤシの乾燥を予防する育て方のコツ

ダイソーで購入したテーブルヤシ

加湿器やトレーで湿度を保つ

乾燥しやすい冬や冷暖房の効いた部屋では、加湿器を使ったり、水を張ったトレーに小石を敷いて鉢を置く「受け皿加湿」もおすすめです。

直接根が水につからないように注意しつつ、周囲の湿度を高めることで葉がカサカサになるのを防げます。

▶テーブルヤシにコバエが湧く原因と対処法を解説します

明るい日陰で管理する

テーブルヤシは半日陰を好むため、直射日光の当たらない「明るい日陰」がベストな環境です。

強い光に当てすぎると葉が焼けて乾燥する一方、暗すぎても弱々しくなるため、適度な光を確保しましょう。

緩効性肥料で栄養を補う

乾燥や葉の痛みを防ぐには、根がしっかり働く環境が大切です。

春から秋の成長期に緩効性肥料を与えることで、株全体が元気になり、葉のツヤやハリを保てます。

春~秋の温かい時期に、液体肥料を薄めて月1〜2回与えるのも効果的。

▶初心者でも使いやすくて効果的!観葉植物におすすめの肥料【厳選・3選】

定期的な葉の掃除で健康を保つ

葉にホコリがたまると光合成が妨げられ、弱って乾燥しやすくなります。

柔らかい布や濡れティッシュで葉を拭き、定期的に清潔を保ちましょう。

ホコリを取ることで害虫の予防にもつながります。

▶観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの土はコレ!

 

それでも復活しないときは?

葉が黄色くなったテーブルヤシ(ハイドロカルチャー)

枯れ込みが進んだ葉は切り戻してリフレッシュ

葉全体が茶色く枯れ込んでいる場合は、無理に残さずハサミで切り戻しましょう。

枯れ葉を取り除くことで、株が新しい葉にエネルギーを回せるようになります。

株元がまだ青ければ再生の可能性あり

一見弱っていても、株元(根元部分)が青々としていれば新芽が出るチャンスがあります。

しっかり乾燥を防ぎつつ管理を続ければ、時間をかけて再生してくれることもあります。

根が黒く腐っている場合は復活が難しい

根が真っ黒に変色してブヨブヨと柔らかくなっている場合は、根腐れが進行しているサインです。

この状態になると水や養分を吸収できないため、残念ながら復活は難しいことが多いです。

▶ダイソー産テーブルヤシをハイドロカルチャー化してみた!実体験レビュー

 

まとめ|テーブルヤシは乾燥に弱いのでこまめなケアが大切

  • 葉のカサカサは乾燥や管理不足のサイン
  • 水やり・湿度・置き場所を見直せば復活可能
  • 予防ケアで長く元気に育てられる

乾燥を防ぐ工夫を取り入れるだけで、テーブルヤシはぐんと育てやすくなります。

小さなサインを見逃さず、こまめにケアしてあげましょう。

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・農業高校卒業
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