鉢の土が乾かない…!土が湿ったままの観葉植物、原因と対処法

湿っている鉢植えの表土 植物のトラブル

「前回水やりしてから結構日にちが経っているはずなのに、鉢の土が乾かない…。しかも、なんとなく元気もない…。一体、なぜ?」

観葉植物を育てている方の中には、上記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は、観葉植物の水やり後、鉢の土がなかなか乾かない時に考えられる原因とその対処法をくわしくご紹介します。

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鉢の土が乾かない…!土が湿ったままの観葉植物、原因と対処法

水やり後、一週間以上経過しても鉢の土が乾かない場合、根が傷んで水分をスムーズに吸えなくなっている可能性が高いです。

その原因として挙げらるのが「根腐れ(水のやり過ぎ)」「寒さ」「蒸れ」などがあります。くわしくみていきましょう。

鉢の土が乾かない時に考えられるのは「根腐れ」「寒さ」「蒸れ」による根の傷み

観葉植物の水やりは「土が乾いてからたっぷりと」が基本です。土が乾ききらないうちに次から次へと水やりを繰り返した場合、根が常に湿った状態となります。

すると、根が呼吸できずに傷んで腐ってしまうことがあるのです。これが根腐れです。

根腐れを起こした観葉植物にはさまざまな症状が現われます。「土が乾かない」「カビが生える」「葉の変色、しおれる」などです。

表土に生えた白カビ

「でも、土が乾いてから水を与えていたのに…」という場合は?

とはいっても、「土が乾いてから水を与えていたんだけど…」という方も多いでしょう。

そのような場合に考えられる原因は以下のとおりです。

  • 気温が15度以下になっているのにも関わらず、土が乾いたタイミングで水やりをしていた
  • 夏場、水やりをの鉢を直接、熱くなったコンクリートに直置きしていた
  • 冬場、夜間に水を与えていた(葉水も含む)
  • 葉に害虫が湧いて株自体が弱っている
  • 根詰まりを起こして鉢内の根がぎゅうぎゅう詰めになっている
  • 光合成に必要な「日光」「風」が足りていない
  • その植物にとって今の環境が寒すぎるあるいは、暑すぎる 等

土が乾くまでは明るく風通しのよい場所で様子見。それでも改善しない場合は取り出して見る

根腐れが疑われる場合、しばらくは水やりを控え、風通しのよい場所に置いて様子をみましょう

室内なら南向きの窓際、真夏や真冬など窓を閉め切る時期ならサーキュレーターや扇風機を稼働して空気を動かします。

温度計を設置し、寒さ・空気の乾燥に気を付けて管理を続けましょう。

温度計

温度の目安 湿度の目安
人にとって快適な環境 18度~27度くらい 40%~60%くらい
観葉植物にとって好ましい環境 20度以上 60%~

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

環境を見直し土が乾いても元気がない…復活の兆しが見えない場合は?

ハイドロカルチャーのマドカズラ植え替え前

20度以上の暖かい時期なら一旦、鉢から取り出して根の状態をみてみます。黒く傷んだ根やすでに腐ってぶよぶよになっている根は取り除きます。

根腐れによって黒く傷んだ根っこ黒く傷んだ根っこを取り除く

その後、水はけのよい清潔な土に植え替え様子をみます。うまくいけば徐々に根が張り復活の兆しがみえてくるはずです。

根腐れで弱ったマドカズラ植え替え直後

ただ、時期が秋~冬の場合は観葉植物の生育自体が緩慢になっているため、復活はなかなか難しいでしょう。植え替え自体も致命傷となるため、避けた方が無難です。

また、元気がないからといって闇雲に肥料を与えるのは要注意。根が弱っている状態で養分を耐えると、逆に根を傷ませてしまう恐れがあるからです。

元気になったマドカズラ植え替えから約1年後

あわせて読みたい「肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!」はこちら

うまくいけば復活。復活の兆しが見つからないなら挿し木で発根させ育て直すのも選択肢のひとつ

復活のポイントは「どれくらい傷んでいるか?」「時期的に最適か?」ということです。

もし、鉢から取り出してみて、すでにほとんどの根が黒く腐っていたり、腐敗が根元まで進みぶよぶよに腐っているなら復活は難しいでしょう。

硬い茎や葉があるなら「挿し木」で育て直せる可能性もある

フィロデンドロンを切り戻す葉の付け根を含む茎をカット

だからといって諦めるのは早いです。地上部に、まだ硬い茎があれば挿し木で育て直せる可能性もあります。

やり方は簡単で、カットした茎を水や土に差して発根させるだけ。適期は多くの観葉植物の生育がさかんになる春~秋です。

水差しのフィロデンドロン上手くいけば2週間ほどで発根。その後は土に植えつける。

水やりの失敗を防ぐ便利アイテムを活用するのがおすすめ

慣れるまではなかなか難しいのが水やりのタイミングです。

観葉植物の場合、生育がさかんな春~秋にかけては「土が乾いたタイミングで」水をたっぷりと与えます。

逆に、生育が緩慢になるのが秋から冬です。目安は15度以下。生育が鈍る時期は根が水分を吸い上げる力も弱くなります。

すると、水やり後、土が乾くまでに時間を要するようになるのです。そのため、秋以降は「土が乾いてさらに3~4日してから」水を与えるのが基本となります。

土が乾けば「白」、濡れていれば「青」。一目瞭然

とはいえ、慣れるまでは難しいのが寒い時期の水やりです。そんな時にあると便利なのが水やりチェッカー「サスティー」

サスティー

使い方は簡単で、スティック状のチェッカーを土に差しておくだけ。これだけでチェッカーが土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色で知らせてくれます。

このようなアイテムを活用することで、観葉植物の管理がグッと楽になりますよ。同時に、観葉植物の初心者が起こしがちな根腐れも防いでくれます。

サスティー

春~秋(目安は15度以上) チェッカーが「白」になったタイミングで鉢底から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと水を与える
秋~冬(目安は15度以下) チェッカーが「白」になってさらに3~4日してから、夜間を避けた暖かい時間帯に、常温の水を土全体が湿る程度に与える

 

結論:鉢の土が乾かない場合は根腐れを疑う⇒乾かし気味に管理し様子見、改善しないなら鉢から取り出して環境の見直しor挿し木

ということで、今回は鉢の土が乾かない理由と、その場合の対処法をご紹介しました。

土が濡れているまま長期間放置していると、そのまま腐敗が進んで植物が弱ってしまうことが多いです。

根腐れを起こしたシンゴニウム根腐れしたシンゴニウム…土は濡れたままです。

もちろん、しばらくは水を控えて風通しのよい場所に置き、様子を見るのがよいでしょう。

それでも改善が見られないという場合は、今回ご紹介した方法を試してみるのもおすすめです。

ただし、植え替えをする場合は注意が必要になります。体力が低下している上、気温の低い時期は植え替えしても、そのまま弱ってしまうことも多いです。

植え替え自体、植物にとっては大きな負担となります。

シルクジャスミンを植え替え中植物にとっての植え替えは、人にとっての「手術」のようなもの。弱っている時におこなうとそのまま枯れてしまうリスクも。

現状をよく観察し、「放っておいたらこのまま枯れてしまう…」という場合に、最後の賭けとして植え替えや挿し木を試してみるのがよいでしょう。

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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