
冬になってからスイカペペの調子がイマイチ。。寒さ対策が必要なのかな?
スイカペペを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
スイカペペは熱帯地域原産の植物。寒さにはかなり弱いです。
とはいえ、室内に置いてさえいれば元気いっぱいかと思いきや、そうともいかないのが難しいところ…。
そこで今回は、スイカペペが冬を無事に乗り越えるために必ず押さえておくべき2つのポイントを紹介します。
スイカペペの冬越しで必ず押さえておくべきポイント2つ

初心者の方でも、以下2つのポイントさえ押さえておけば、スイカペペを冬越しさせることができます。
土が乾いてさらに5日ほどしてからの水やり

冬の水やりは、土が完全に乾いてさらに5日ほど経ってからおこないます。
水の量は土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
冬になるとスイカペペは成長が鈍化し、水分の吸収が減少します。
暖かい時期と同じ頻度で水を与えていると根腐れを起こしやすい
そのため、夏場と同じような頻度で水を与えると、根が過剰な水分を吸収できず、結果的に根腐れを引き起こす可能性が高いです。
土の乾き具合がイマイチ分からない…という場合は、水やりチェッカーを使うのも良いでしょう。

スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を可視化できます。
冬の場合、チェッカーが白になってさらに3日ほど経ってから水を与えます。
土が完全に乾燥するまで待つことで、根が冷えすぎることを防ぎ、過剰な湿気を避けることができます。
冬場は常温の水を使用し、根にかかる負担を最小限に抑えましょう。
水やりの際には、水温にも注意が必要です。冷たい水を直接与えると根が冷え、ダメージを与えるためです。

夜になったら窓から1~2m離す

スイカペペを窓際に置いているなら、冬は夜になったら窓から1~2m離します。
スイカペペは明るい場所を好みますが、冬場の夜間~朝に窓際に置いたままにすると、冷気が窓を通じて伝わり冷えてしまいます。
エアコンの風に当てない

暖房機器の近くやエアコンの風が直接当たる場所に置くと乾燥で葉が傷むため、加湿器を併用して湿度を保つことも大切です。
スイカペペは湿度が高すぎるとカビや病気の原因になるため、適度な湿度(40~60%)を維持するようにしましょう。

スイカペペが耐えられる寒さはどれくらい?

スイカペペは熱帯地域に自生するため、寒さに非常に弱い植物です。
10度を切ると徐々に弱ってしまう
冬場に気温が10℃を下回ると、植物がストレスを感じ始め成長が鈍化します。
特に、根が冷えることで水分や栄養の吸収が滞り、葉が黄色くなったり、しおれたりしやすいです。
15度以下の寒さに当てない

スイカペペが冬を無事に越すためには、温度管理が最も重要です。
室内とはいえ、暖房を切ったあとの夜間~朝にかけては想像以上に冷え込みます。
鉢の近くには温度計を設置し、最低でも15度は保つのが理想です。

スイカペペを冬越しさせる際の注意点

冬場の肥料は不要!
冬場はスイカペペが休眠期に入るため、肥料を与える必要はありません。肥料を与えすぎると根が栄養過多になり、逆に根を傷める原因となります。肥料を与えるのは、春~秋の暖かい時期で、かつ根詰まりを起こしていない・株が明らかに弱っていないことが条件です。

空気の流れを意識する!

冬場は空気が乾燥しがちですが、スイカペペは湿気がこもる環境を嫌います。特に窓を閉め切った室内は風通しが悪く、根腐れや病害虫のリスクも高まります。とはいえ頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありません。サーキュレーターをまわしっぱなしにして、湿気や冷気が一か所に溜まり続けるのを防ぎましょう。

床に直接鉢を置かない!

冷気は下に溜まる性質を持つため、鉢を直接床に置いていると冷気の影響を受けやすいです。床に直接鉢を置くことは避け、フラワースタンドや植物用の棚などを使うのが理想です。

私のスイカペペ冬越し体験談:根腐れで弱った株を学びに

スイカペペを育て始めてしばらく経ったある年、私の株は思わぬトラブルに見舞われました。
室内で育てていたのですが、根元がぐらつき始め、調べてみると根腐れを起こしていたのです。
この経験から、スイカペペを室内で元気に育てるためには「置き場所」と「水やり」の管理が重要だと痛感しました。
根腐れの原因は風通しの悪さと日光不足

私の場合、スイカペペを窓際の少し離れた壁際に置いていました。
この場所は見た目には日当たりがあるものの、風通しが悪く空気が滞留してしまう環境でした。
その結果、土の中の湿気がこもりやすく、徐々に根が弱り、1年ほどで株全体が元気を失ってしまいました。
室内で育てるなら南向き窓際+風通しの良い場所

スイカペペを元気に育てるためには、以下の環境が理想です。
- 日光:南向きの窓際など、明るい場所で十分な光を確保
- 風通し:空気が循環する場所に置くことで、根腐れや病気のリスクを軽減
私の失敗から学んだのは、「明るくても風通しが悪いと弱る」ということです。
特に冬は、日光不足が株の回復力を下げてしまいます。
冬は乾燥気味の管理でも大丈夫
スイカペペの葉は厚みがあり多肉質なので、冬場は土がやや乾燥していても問題ありません。
冬の水やりは控えめに、土の乾き具合を見ながら与えることがポイントです。過湿に注意すれば、冬でも根腐れのリスクを減らせます。
実体験からのポイントまとめ
- 根腐れ防止には風通しの良い場所が必須
- 日光不足は株を弱らせるので、明るい窓際が理想
- 冬は土を乾燥気味に管理しても安心
このように環境を見直すだけで、スイカペペは冬を越えて元気に育ちます。
私の経験は、初心者でも失敗を防ぐための参考になるはずです。
スイカペペ 冬越しFAQ【よくある質問と回答】
Q1. 冬でも水やりは必要ですか?
A. はい、必要ですが控えめにしてください。
冬場はスイカペペの成長が鈍く、水分の吸収も減少します。土が完全に乾いてさらに3日ほど経ってから、土の1/3程度が湿る量を与えるのが目安です。水やりの際は、冷たい水は避け、常温の水を使用しましょう。
Q2. 冬に肥料は与えたほうがいいですか?
A. 与える必要はありません。
冬は休眠期に入るため、肥料を与えると根に負担がかかり、逆に株を傷めてしまうことがあります。肥料は春から秋の暖かい時期に、株が元気な状態のときだけ与えましょう。
Q3. 冬でも窓際に置いて大丈夫ですか?
A. 夜間は避けましょう。
スイカペペは明るい場所を好みますが、冬の夜間は窓際が冷えやすいため、鉢を窓から1〜2m離して置くのが安全です。日中は日光を楽しめる窓辺に置いても問題ありません。
Q4. 暖房の近くに置いてもいいですか?
A. 注意が必要です。
エアコンやストーブの風が直接当たると、葉が乾燥してチリチリになることがあります。加湿器を併用して室内の湿度を40〜60%に保つと、葉の乾燥やダメージを防げます。
Q5. 冬に葉が黄色くなったら枯れた?
A. まだ枯れていない場合が多いです。
葉が黄色くなる原因の多くは、寒さや水不足、空気の乾燥です。根が生きていれば春になると再び新しい葉が出ます。
Q6. 土が乾いているか分からない場合はどうする?
A. 水やりチェッカーを使うのがおすすめです。
スティック状のチェッカーを土に挿すだけで乾き具合を可視化できます。冬は白になってさらに3日ほど経ってから水を与えると安心です。
Q7. 冬に植え替えはできますか?
A. 冬の植え替えは避けましょう。
寒い時期に根を触ると株がストレスを受けやすく、回復も遅れます。植え替えは春、気温が安定してから行うのが安全です。
Q8. 冬に葉水は必要ですか?
A. はい、乾燥対策として効果的です。
水やりを控える分、葉水で株全体に湿度を補います。葉の表面だけでなく、裏面や葉の付け根、茎にも霧吹きで水分を与えると良いです。
Q9. 床に直接鉢を置いても大丈夫ですか?
A. できれば避けましょう。
冷気は下に溜まるため、床に直接置くと根が冷えやすくなります。フラワースタンドや植物用の棚を使用して、冷気を避けるのが理想です。
Q10. 冬に室内の風通しはどうしたらいいですか?
A. 適度に空気を循環させることが重要です。
窓を閉め切った室内は湿気や冷気がこもり、根腐れや病害虫のリスクが高まります。サーキュレーターで空気を循環させ、湿気や冷気が一か所に滞留しないようにしましょう。
スイカペペの冬越し方法!寒さ対策で押さえておくべきポイント2つ【まとめ】
スイカペペが冬を無事に越すためには、適切な水やりと温度管理が不可欠です。
特に「土が乾いてさらに3日ほどしてからの水やり」と「夜になったら窓から1~2m離す」という2つのポイントを押さえることで、
寒さから植物を守ることができます。冬の寒さ対策をしっかり行い、スイカペペを美しく育てていきましょう。
関連記事





