・原因は梅雨の高温多湿+有機質の多い土。腐葉土や肥料過多はコバエの温床
・対策は土の交換が最優先。難しければ表面5cmを無機質土に替え、風通しと水管理を見直す
・虫が苦手なら人工観葉との使い分けも有効
「気づいたらモンステラのまわりに小さい虫が飛んでいる…」
それ、ほぼ“土が原因”です。
モンステラを10年以上育てていますが、コバエがわきやすいのは圧倒的に梅雨時期。
高温多湿に加えて、栄養分の多すぎる土。この2つがそろうと一気に発生します。
この記事では、
・なぜモンステラにコバエがわくのか
・今すぐできる対策
・再発を防ぐ根本的な改善策
をわかりやすく解説します。
モンステラにコバエがわく主な原因
室内で発生するコバエの多くは「キノコバエ」の仲間。問題は“土の中”にあります。
① 高温多湿(特に梅雨〜夏)
湿度が高く、土が常にジメジメしていると幼虫が育ちやすい環境になります。
梅雨時期に急増するのはこのためです。
② 栄養分の多すぎる土
有機質たっぷりの培養土や、未分解の腐葉土が多い土はコバエにとって絶好の産卵場所。
さらに、
・肥料を頻繁に与えている
・液肥を濃く与えすぎている
こうした管理も発生リスクを高めます。
③ 土の表面に卵を産み付けられる
コバエは土の表面に卵を産みます。
つまり、飛んでいる成虫だけを退治しても意味がありません。
コバエホイホイを置くだけでは、正直いたちごっこになります。
今すぐできるモンステラのコバエ対策
すでにコバエが発生している場合は、対処を急ぎましょう。
① 根本解決に近い方法:土の入れ替え
一番効果があるのは植え替えです。
古い土には卵や幼虫が潜んでいる可能性が高いため、新しい清潔な土に交換するのが最も確実。
正直これがいちばん早いです。
② 植え替えが面倒なら「表面5cmだけ交換」
全部は大変…という場合は、「土の表面5cmほどを取り除き、無機質な土に入れ替える」
これだけでもかなり効果があります。おすすめは、
・赤玉土(小粒)
・軽石
・化粧砂(無機質タイプ)
卵が産みつけられやすい層をなくすイメージです。
③ 一時的な応急処置
・コバエホイホイを置く
・黄色の粘着トラップを使う
これらは“補助的対策”。
成虫を減らすことはできますが、土を改善しなければ再発します。
モンステラのコバエ再発防止のコツ(ここが重要)
コバエは「環境」が整うとまた出ます。私が意識しているのは次の4つ。
① 明るく風通しの良い場所に置く
空気が動く環境では、土が乾きやすくなり発生しにくくなります。
サーキュレーターの併用も効果的。
② 水のやりすぎをやめる
常に湿った土はコバエの温床。しっかり乾いてから水やりを。
③ 肥料を与えすぎない
「元気にしたいから」と肥料を多く与えると逆効果。特に梅雨〜真夏は控えめでOK。
④ 室内向けの土を使う
最近は「虫がわきにくい室内用培養土」もあります。
有機質を抑え、無機質中心の配合になっているため、発生リスクを減らせます。
私が実際に体験した「腐葉土でコバエ大量発生」事件

モンステラを育て始めたばかりの頃、私は土の知識がほとんどありませんでした。
100均で見つけた「腐葉土」をそのまま使用。しかも腐葉土100%。
本当に気持ち悪くて、部屋に入るのが嫌になるレベルでした…。調べた結果、原因はほぼ腐葉土だと判明。
腐葉土は栄養豊富=コバエの温床になりやすい

栄養豊富な腐葉土やたい肥。ただし使い方を間違えるとコバエの原因になることも。
腐葉土は本来、土壌改良材。養分を豊富に含み、通気性や保水性を高める役割があります。
しかしその一方で、
・有機質が多い
・未分解の成分が含まれる
・湿度が高いと発酵が進む
といった特徴があり、コバエにとっては絶好の環境。
室内向けの無機質多めの土に交換したら一発解決

思い切って土をすべて交換。
それまでの腐葉土100%から、無機質な土を多く含む「室内向け培養土」へ変更しました。
すると驚くほどコバエが減少。ほぼ発生しなくなりました。
やはりコバエ対策で最重要なのは「土」。
▶評判は?プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土を5年間使ってみた
さらに効果があったのは“環境改善”

土の交換に加えて行ったことは次の3つ。
・できるだけ窓を開けて風通しを良くした
・閉め切る時期はサーキュレーターを活用
・無駄な肥料をやめた
肥料の与えすぎは、コバエだけでなく根を傷める原因にもなります。
▶観葉植物が喜ぶサーキュレーター置き方!つけっぱなしでok?
それでも虫が嫌なら「人工観葉」という選択肢もある
どれだけ気をつけていても、暖かい時期は多少発生することがあります。
「絶対に虫は無理…」という場合は、人工観葉(フェイクグリーン)を選ぶのもひとつの方法です。
窓のない空間には人工観葉が合理的
私の場合、
・窓のない玄関
・トイレ
には人工観葉を置いています。
日当たりや風通しが悪い場所は、そもそも虫がわきやすい環境。
そこに本物を置くより、人工観葉のほうが管理は圧倒的に楽です。
清潔でストレスが少ない
人工観葉なら、
・虫がわかない
・弱らない
・水やり不要
精神的なストレスがかなり減りました。
「全部本物」にこだわらなくてもいい
リビングは本物。玄関やトイレは人工。
そんな“使い分け”もアリです。
植物を楽しむために置いているのに、虫ストレスで嫌いになるのは本末転倒。
選択肢を広げることも、長く楽しむコツだと思っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. モンステラのコバエは放置するとどうなりますか?
少量なら植物に大きな害は出にくいですが、放置すると繁殖して大量発生します。
幼虫が根を傷めることもあり、結果的に生育不良や根腐れのきっかけになることも。
見つけたら早めの対処がおすすめです。
Q2. コバエホイホイだけで駆除できますか?
成虫は減らせますが、土の中の卵や幼虫は残ります。
そのため、しばらくするとまた発生します。
根本解決には「土の交換」や「環境改善」が必要です。
Q3. 熱湯をかけるのは効果がありますか?
一時的に幼虫を減らす効果はありますが、根も傷む可能性があります。
モンステラの根は意外とデリケートなので、基本的にはおすすめしません。
安全なのは土の入れ替えです。
Q4. 無機質の土にすれば完全に虫はわきませんか?
発生リスクはかなり下がりますが、100%ゼロにはなりません。
ただし、赤玉土や軽石中心の配合は有機質の多い培養土より圧倒的にわきにくいです。
室内管理なら無機質寄りの土がおすすめです。
Q5. 冬でもコバエは発生しますか?
気温が低い時期は活動が鈍くなります。
ただし、暖房で室温が高く、土が常に湿っていると冬でも発生することがあります。
季節に関係なく「乾かし気味管理」が大切です。
まとめ|コバエは“土と環境”を変えれば減らせる
モンステラにコバエがわく原因は、
・高温多湿
・栄養分の多い土
・湿りすぎた環境
この3つが重なったときに起こりやすいです。
すでに発生しているなら、成虫退治よりも「土の見直し」が優先。
植え替えがベスト。難しければ、表面5cmを無機質な土に交換するだけでも違います。
環境を整えれば、室内でも十分コバエは抑えられます。
「毎年梅雨に出る…」という方は、ぜひ一度、土と置き場所を見直してみてください。

