観葉植物を育てる場合、基本的には、
・鉢底ネット
・鉢底石
の2つを併用するのが安心。なぜなら、役割がまったく違うから。
「鉢底ネットと鉢底石って、どっちを使えばいいの?」
「両方必要?それともどちらかでいい?」
植え替えのたびに、こんな疑問を感じる人は多いはずです。
この記事では、初心者でも迷わない「考え方」をわかりやすく解説します。
【まず結論】観葉植物なら“両方使う”のが基本

私は観葉植物を10年以上育てていますが、正直に言うと――基本は“両方使う”ことが多いです。
ただし、いつも同じ使い方ではありません

鉢の深さやサイズ、植物の性質、そして育てる環境によって、鉢底石の有無や量、鉢底ネットの有無を使い分けています。
鉢底ネットの役割|土の流出&虫の侵入防止

鉢底ネットの主な目的は次の2つです。
- 鉢底穴から土が流れ出るのを防ぐ
- 害虫の侵入を防ぐ
特に室内管理では、コバエやダンゴムシなどの侵入対策として重要です。
また、ネットがないと水やりのたびに細かい土が流れ出て、ベランダや室内が汚れる原因にもなります。
鉢底石の役割|排水性を確保して根腐れを防ぐ
一方、鉢底石の目的は
- 余分な水をスムーズに排出する
- 鉢底に空気層をつくる
ことです。
特に室内で育てる観葉植物は、
- 日光が弱い
- 風通しが制限される
という環境になりがちです。
その結果、土の中が乾きにくく、蒸れやすい。
このとき鉢底石が少ないと、水が抜けにくくなり、根腐れのリスクが一気に高まります。
👉 室内管理なら、基本は鉢底石をしっかり使うのが安全です。
私の使い分け方(10年以上育てて感じていること)
私は基本的に
✔ 鉢底ネットは必ず使う
✔ 鉢底石も基本は入れる
というスタンスです。ただし、こんなふうに調整しています。
① 一般的な観葉植物(パキラ・モンステラなど)
→ ネット+鉢底石しっかり(鉢の高さの1〜2割程度)
排水重視。室内管理なら特に石は多めにします。
② 湿った環境を好む植物(シダ類など)
→ ネット+鉢底石はやや少なめ
乾きすぎを防ぐため、石は控えめに。
③ 大型鉢の場合
→ ネット+鉢底石は必須
土量が多い=乾きにくい
なので排水層はしっかり確保します。
④ 小さな鉢(2〜3号程度)
→ ネットは必須、石は薄く
小鉢はもともと乾きやすいので、石は薄くてもOK。
「どっちかだけ」ではダメ?
初心者の方に多いのが、
- 鉢底ネットだけ使う
- 鉢底石だけ使う
- どちらも使わない
というケース。結論から言うと、
- ネットだけ → 排水性が足りない可能性あり
- 石だけ → 土流出&虫侵入リスクあり
- 何もなし → 正直おすすめしない
特に室内栽培では、排水性の確保は“保険”のようなもの。
あとから後悔しないためにも、基本は併用がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 鉢底石は入れなくても育ちますか?
育つこともあります。
ただし、室内で乾きにくい環境の場合は根腐れリスクが高まります。
初心者ほど入れておいたほうが安全です。
Q. 鉢底石の代わりに軽石や発泡スチロールでもいい?
軽石はOKです。
発泡スチロールは軽量化目的ならアリですが、排水層としてはやや弱い場合もあります。
Q. 鉢底石は毎回新しくするべき?
洗って再利用も可能です。
ただし、根腐れした鉢の石は再利用しないほうが無難です。
結論:迷ったら「ネット+石」でOK
鉢底ネットと鉢底石、どちらが正解か?答えはシンプルです。
👉 観葉植物なら基本は両方使う。
そのうえで、
- 植物の性質
- 鉢のサイズ
- 室内か屋外か
- 風通しや日当たり
によって石の量を調整する。
これが、10年以上育ててきて感じている“現実的な答え”です。
植え替えは、植物にとって大きなイベント。
見えない部分こそ、丁寧に整えてあげると、その後の生育が本当に変わります。
迷ったら、まずは「ネット+石」から始めてみてください。

