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ウンベラータは冬に根詰まりしやすい?寒い季節のサインと対処法を徹底解説

冬にウンベラータを植え替える最低条件 トラブル・不調・復活
【結論】
冬のウンベラータは可能なら植え替えNG。ただし、根詰まりが進行している場合は“環境(室温15度以上)が整っていれば”応急的な植え替えは可能。

「冬なのにウンベラータの根が鉢底から出てきた…これって大丈夫?」

ウンベラータは本来、春〜秋の暖かい時期に植え替えるのが基本ですが、室内が暖かい環境だと冬でも成長が続き、気付けば根詰まりしてしまうことがあります。

とはいえ、「冬に植え替えていいの?」「根をほぐしても大丈夫?」など、判断に迷う場面も多いはずです。

この記事では、実際に筆者が12月上旬に根詰まりしたウンベラータを植え替えた過程と、

その後の生育状態、冬に植え替える際の注意点を詳しく紹介します!

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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ウンベラータは冬に根詰まりしやすい?

挿し木で増やしたウンベラータ

結論からいうと、ウンベラータが冬に特別根詰まりしやすくなるわけではありません。

冬は生育が緩やかになり、根の動きもほとんど止まるため、本来は根詰まりが進行しにくい時期です。

ただし、2年以上植え替えていない株や、室内が暖かく成長が止まらない環境では、冬に“根詰まりに気づく”ケースがよくあります。

冬に根が動かなくても、それまでに蓄積した生育の影響で、鉢底から根が出てきたり、新しい葉が変形するなどのサインが冬に目立つことがあるからです。

冬でも根詰まりに気づきやすい理由とは?

  • 成長のピーク(春〜秋)に伸びた根が、冬になって表面化する
  • 暖房のある室内では冬でも成長が続き、根がさらに混み合う
  • 乾燥や寒さによる葉の不調と根詰まりの症状が重なって見つかりやすい

冬に植え替えるべきか迷ったときの判断ポイント

  • 根が鉢底から大量に出ている
  • 新芽が変形したり、葉が小さくなっている
  • 鉢がパンパンで水がしみ込みにくい

これらがそろっていれば、冬でも植え替えが必要になることがあります。

ただし、株への負担が大きいため、できるだけ暖かい日や室内が十分にあたたかい環境(最低15度)で慎重に行うのが安心です。

 

ウンベラータが根詰まりしたときのサイン

ウンベラータの根詰まりサイン3つ

ウンベラータが根詰まりを起こしていると、いくつかの分かりやすい症状が現れます。

冬は生育がゆるやかになるため気づきにくい時期ですが、2年以上植え替えていない株は冬にサインが表面化しやすいこともあります。

以下のポイントをチェックしてみましょう。

鉢底から根がはみ出している

最もわかりやすい根詰まりのサインです。鉢底穴から白い根が伸びてきている場合、鉢内にスペースが残っていない証拠。

冬でもこの状態なら、成長期に伸びた根が限界に達している可能性が高いです。

新しい葉が小さい・変形する

根が十分に水分や養分を吸えなくなると、葉が正常に展開できなくなり、

  • 小さい葉しか出ない
  • シワっぽい
  • 縁が波打つ

といった症状が出ます。特に、新芽の変形は根詰まりの典型的なサインです。

水がしみ込みにくい

水やりをしても、一瞬で鉢の縁から水が流れ出る場合、鉢内が根でパンパンになり、土に水が入っていかなくなっている状態。

こうなると根全体が水不足になり、株が弱りやすくなります。

鉢が不安定になる

根が下方向に伸びるスペースを失い、横へ広がることで株が上に持ち上げられ、鉢が倒れやすくなることがあります。

幹が太いウンベラータは特に起こりがちです。

 

冬に植え替えても大丈夫?条件と注意点

冬にウンベラータを植え替える最低条件

ウンベラータは冬に生育がほぼ止まるため、基本的には冬の植え替えはおすすめできません。

しかし、緊急性が高い場合(根腐れ・土が腐敗・鉢が割れた等)は、条件付きで冬でも植え替えが可能です。

冬でも植え替えてよい条件

  • 明らかに根腐れしている
  • 害虫が土中に発生しており、早急に用土を交換すべき
  • 土が完全に崩れていて株が不安定
  • 鉢が破損してそのまま育てられない

※ただし「根詰まりだけ」の場合は 春まで待つのが安全

冬に植え替える際の注意点

  • 室温15〜20℃をキープできる部屋で作業する(低温で根がダメージを受けるため)
  • 根をできるだけ触らない(洗わない・崩しすぎない)
  • 大きくサイズを変えない(1号アップまで)
  • 植え替え直後は 水を控えめにし、完全に乾いてから少量与える
  • 暖房の風が直接当たらない場所に置く
冬の植え替えは「最終手段」。根腐れなどの緊急トラブルでなければ、春(4〜6月)まで待ってから植え替えるのが安全

 

冬にウンベラータを植え替えてみた

では、さっそくウンベラータを植え替えましょう。まずは、鉢底からはみ出たウンベラータの根っこをご覧ください。

冬に根詰まりに気付いたウンベラータの鉢底【12月3日】

秋に植え替えようか迷ったのですが、大丈夫そうだったのでこのまま冬越しすることにしたのですが、室内が暖かいため生長は止まらず。

嬉しいことなのですが、この時期になって根詰まりが顕著になってしまいました。

葉は枯れたり変形したりしていませんが、根が詰まっているので時間の問題でしょう…。

鉢底からはみ出たウンベラータの根
鉢底穴から苦しそうに出たウンベラータの根っこ…

本当は暖かくなるまで待った方がいいのですが、なかなか生長が止まりません。夜間も暖房を付けているからと考えられます。

また、集合住宅のため戸建てに比べると夜間もそこまで温度が下がらないのです。最低でも17度くらい。

冬も生長してくれるのなら嬉しい。でも、根詰まりを放置して弱ってしまうのは避けたい。ウンベラータは我が家のシンボルツリー的存在なのです(筆者だけそう思っている)。

そこで、寒さの厳しい12月に入っていますが植え替えを敢行することにします。ちなみに、本日の最高気温は約10度、最低気温は2度。室内は常に20度程度といったところです。

冬に根詰まりしたウンベラータ

こうしてみると、鉢と株のバランスが悪いですね。近頃は少しぶつかっただけでバランスを崩し倒れてしまうこともあります。

できるだけ暖かい昼間に屋外に出し、素早く植え替えることにしました。

ひとまわり大きめの鉢を用意します

ホームセンターにタイ製のかわいい陶器鉢が売っていて、購入しようか非常に迷いました。

しかし、置き場所がメタルラックの上と限られるのと、万が一、落下した場合に割れてしまうと嫌なので、今回もいつものプラスチック製鉢にしました。

たしか、200円ほどのお安い鉢です。この鉢に植え替えます。植え替え作業をする場所はベランダです。

鉢からウンベラータを取り出す、なかなか抜けない…抜けた!

さて、いよいよ植え替えます。外の気温は12度ほど。寒い。

新しい鉢を用意できたら、株を今の鉢から取り出しましょう。

鉢の縁をトントンと上から下に向かって叩いてみますが、なかなか抜けません…。

諦めずにトントン叩き続けてようやく取り出せました。(下写真)

ぎっしり根が詰まっていますね。

鉢底石まで巻き込んで根がとぐろを巻いています。寒いのであまり根鉢に触らない方がいい気がしますが、室内が夜間も20度前後とそこまで冷え込まないので、生長が止まっていません。

迷いましたが、古い土を軽く落とすことにしました。

根鉢を崩して古い土を取り除きます

使い古しの箸で根鉢をつつきながら、古い土と鉢底石を取り除きます。

腕まくりをして作業しています。寒い…。

株のストレスにならないよう、できるだけ早く作業を済ませます。適期ではない植え替えですでにストレスになっていることは間違いありませんが…。

結構、根鉢をほぐしました

お箸でつつきながらある程度の土を落します。根はできるだけ触らないよう気を付けます。

絡みついた鉢底石と表面の汚れた肩土(表面の縁部分の土)を中心に落としました。肩土だけでも落としておくと、新しい土に馴染みやすくなるそうですよ。

これ以上ほぐすと株の負担になりそうなので、ほぐすのはここまでにしておきます。

新しい鉢にウンベラータを配置し高さ調整

新しい鉢にゴロ土(鉢底石)を入れ、水はけの良い土を鉢の1/3ほどまで入れます。

そこへ根鉢をほぐしたウンベラータを置き、高さと位置、角度を調整します。

ウンベラータの植え替え

こんな感じでしょうか。とにかく寒いので早く作業を終わらせたい。

鉢と根の間に用土を入れ混む!

位置と高さが決まったら鉢と根の間に用土を入れ込みます。

使い古しの菜箸を使いながら、根と土の間に隙間が生じないようつつきながら用土を入れ込みます。

根のまわりに余計な空間があると生育に影響してしまうようです。

深さのある鉢だと使い古した菜箸が大活躍してくれますよ。植え替えを頻繁にする植物好きの方は、菜箸を捨てずに取っておきましょう。

冬の植え替え、完了!

なんとか冬場の植え替え完了です。

生育が止まっていればこんな寒い時期に植え替えませんでしたが、新芽がどんどん出てくるので苦渋の決断でした。

植え替え後のウンベラータ

12月の寒空の下、ウンベラータの植え替えをしましたが、その後の経過も含めて随時更新予定です。

ちなみに、表土に差しているのは「サスティー」という水やりチェッカー。今は青くなっていますが、土が乾くと白になります。

とても管理が楽になる上、根腐れリスクを低くしてくれるおすすめのアイテムです。

 

冬の植え替えから約4か月経過…

去年の12月に根詰まりに気付き、慌てて植え替えを敢行したウンベラータ。

室内で管理を続け、無事冬を越すことができました。よかった。

なんとか冬を越したウンベラータ【2022/4/3】

冬越ししたウンベラータ

冬の植え替えから早くも約4か月。今年は例年に比べてかなり冷え込みが長く続きました。

室内は最低15度くらいまで下がった日もありましたね。とはいえ、なんとか厳しい冬を乗り越えてくれました。

乾燥で葉が傷みました…

室内の湿度は平均して30%~40%くらいでしょうか。頑張って加湿器を使っていましたが乾燥状態が続きました。

その結果、ウンベラータの大きな葉が傷んでしまいました。

乾燥により傷んだウンベラータの葉

葉水もさぼっていたので仕方ないですね…。葉水するとどうしても床が濡れてしまうので、それが嫌でサボり気味に。

ときどき、浴室に移動させて思いっきり葉水してやったりもしましたが、室内の乾燥具合には対抗できませんでした。

乾燥により傷んだウンベラータの葉

上写真は一番新しい葉です。凸凹として傷んでしまっています。

寒さは暖房器具でなんとかできても、湿度まで管理するのはやはり難しいですね。手間がかかります。

根はしっかりと張っています!

とはいえ、しっかりと根が張ってくれています。

活着したウンベラータの根

今後の生長が楽しみですね。

ということで、冬場に植え替えを敢行してもなんとか冬越しさせることはできました。

ウンベラータ、植え替え後の冬越しのポイントは、

  • 最低でも15度程度は保つこと
  • 水やりは土が乾いて3~4日ほどしてからたっぷりと
  • 水やりは暖かい時間帯に常温のものを使う
  • 水やり後はしっかりと水を切る
  • こまめな葉水で葉が傷むのを防ぐ

こんな感じでしょう。とはいえ、株への負担を避けるためにもできるだけ暖かい時期に植え替えを済ませるのが無難ですね。

 

冬の植え替えから約6か月経過…

冬に植え替えてから半年経過したウンベラータです。春を迎えてググっと生長しました。

グン!と大きくなったウンベラータ

植え替え前のウンベラータ

▲順調に育っています!

基本、風通しのよいベランダに置いているため本当によく育ちます。風って大事ですね。

そして、早くも根詰まりの症状が…。(下写真)

葉先が傷んだウンベラータ

こんな感じで、新しい葉が綺麗に開かなかったり、変形している時って根詰まりしていることが多いんですよね。

鉢底を見てみると…。

鉢底からはみ出たウンベラータの根っこ

やっぱり…。去年のように滑り込みで植え替えることにならぬよう、この時期に植え替えを敢行することにしました。

前回の植え替えは半年前ですが、植え替えましょう!

鉢から取り出して見ると…。

カチコチに固まっているウンベラータの根鉢

もうこんなに根がぐるぐるでした。鉢底は…。

根鉢をカット

鉢底石や鉢底ネットに根が絡んで取れない状態。今回は、時期もいいのでそのままカットしました。

カットしたウンベラータの根っこ

その後、ひとまわり大きめの鉢へ植え替えて完了!

植え替え後のウンベラータは休ませます

ウンベラータは本当によく育ちますね。

植え替え後のウンベラータ

▲植え替え後のウンベラータ

以上、おまけの追記でした。

 

まとめ

ウンベラータは冬に特別根詰まりしやすくなる植物ではありませんが、

2年以上植え替えていない株や、暖かい室内で冬も成長が続く環境では、冬に根詰まりの症状が表面化することがあります。

基本的に冬の植え替えは株への負担が大きいためNGですが、

  • 根が鉢底から大量に出ている
  • 葉が小さくなる・変形する
  • 水がしみ込まず弾かれる

などの深刻な症状がそろっている場合は、室温15〜20℃を保てる部屋で、最小限の負担で応急的に植え替えることは可能です。

ただし、根詰まりだけなら春(4〜6月)の植え替えが最も安全。

冬に植え替える場合は「根をほぐしすぎない・大きくサイズを変えない・作業時間を短くする」など、株にストレスをかけない管理が大切です。

トラブル・不調・復活
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