ヒポエステスを元気に育てるうえでとても大切なのが「土選び」。
水はけの悪い土や栄養分が多すぎる土を使うと、根腐れやコバエの大量発生につながります…。
そこで今回は、100均の土でも育つのか?ヒポエステスに適した土とNGな土について分かりやすく解説します!
ヒポエステスに適した土の条件

ヒポエステスは根が細く、過湿や乾燥に弱い植物です。そのため、土には以下の3つの条件が求められます。
水はけがよいこと
ヒポエステスは根が細いため、常にジメジメした状態が続くとすぐに根腐れを起こしてしまいます。
赤玉土やパーライトがブレンドされた水はけの良い土を選ぶと安心です。
清潔で新しいこと
使い古しの土には雑菌や害虫の卵が潜んでいることがあり、ヒポエステスを弱らせる原因になります。
植え替えや挿し木をする際は必ず新しい清潔な土を使うのが鉄則です。
適度な養分を含むこと
ヒポエステスは生育旺盛で、鮮やかな葉を茂らせるためにはある程度の養分が必要です。
ただし肥料分が多すぎると茎ばかりが伸びてヒョロヒョロになってしまうため、養分は「適度」に含まれている土が理想です。
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100均の土でも育つの?
結論から言うと、100均の土でもヒポエステスは育てられます。ただし、そのまま使うとトラブルが起こりやすいので注意が必要です。
100均土のメリット
- 手軽に入手できる
- 少量で試せる
デメリット
- 粒が細かかったり、崩れやすかったりして水はけが悪くなる可能性
- 品質にばらつきがある
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ヒポエステスにおすすめの市販の土
実際に私がヒポエステスを栽培してみて、「この土は良かった」というものを紹介します。
プロトリーフ「室内向けの土」
室内でヒポエステスを育てるなら、断然おすすめなのがプロトリーフの「室内向けの土」です。
通気性が良く、コバエがわきにくい配合になっているので、風通しが限られる室内でも清潔に管理できます。
観葉植物用の培養土(春~秋向け)
春から秋の生育期であれば、一般的な「観葉植物の土」でも十分に育てられます。
保水性と排水性のバランスが取れており、植え替えにも使いやすいのが特徴です。
ヒポエステスにNGな土
以下のような土は避けた方が安全です。
使い古しの土
繰り返し使用した土には病害虫やカビが潜んでいる可能性があります。清潔さを保つためにも避けましょう。
粘土質で水はけの悪い土
水分が長く停滞しやすく、根腐れの原因になります。特にヒポエステスは過湿に弱いため注意が必要です。
肥料分が多すぎる土
栄養分が過剰だと茎ばかりが伸びてひょろひょろになり、葉色も悪くなります。成長が不安定になるので避けましょう。
私が実際にヒポエステスを育ててみて分かったこと
観葉植物用培養土+パーライトで成功
私は普段、観葉植物用の培養土にパーライトを少し混ぜて使っています。この方法だと根腐れしにくく、葉色も鮮やかに保てておすすめです。
腐葉土だけで育てたときの失敗
以前、腐葉土だけで育てたときは梅雨時期に室内でコバエが大量発生。さらに土が常に湿ってしまい、結果的に根腐れも起こしてしまいました。
挿し木は清潔な土で発根が安定
また、剪定後の茎を挿し木で増やすときは、必ず清潔な新しい土を使うのがコツ。
このひと手間で発根がスムーズになり、その後の成長も安定しました。
まとめ
- ヒポエステスに合う土は「水はけがよく清潔で、新しいもの」
- 100均の土でも工夫すれば育てられるが、そのままはNG
- おすすめは観葉植物用培養土や赤玉土ベースのブレンド
- 根腐れ・徒長を防ぐため、土選びと水やりが重要
色鮮やかなヒポエステスを元気に長く楽しむために、まずは「土」から見直してみてくださいね。