トラディスカンティアはメタリックに艶めく葉を持つ美しい観葉植物です。
また、トラディスカンティアはカットして土に挿すだけで簡単に増やすことができます。いわゆる「挿し木(さしき)」です。
挿し木は比較的簡単な方法で、生長が早く成功率も高いため、初心者にもおすすめの増やし方になります。
ということで、今回はメタリックな葉が美しい観葉植物・トラディスカンティアを挿し木で増やす方法を写真付きで分かりやすくご紹介しちゃいます。

【写真付き】トラディスカンティアの挿し木での増やし方!時期や根の出し方
【用意するもの】
- 健康なトラディスカンティア
- 剪定ばさみ
- 挿し木用土(無ければパーライトやバーミキュライト、赤玉土小粒などでok!)
トラディスカンティアの挿し木 手順①暖かい時期がベスト
通常、植物の成長が盛んになる春から夏にかけて、挿し木の成功率が高くなります。
適期におこなうことで根を出しやすくし、発根後の経過もスムーズに
春から夏にかけての時期は気温が高く日光が十分にあり、トラディスカンティアの生育に適した環境が整います。
一般的に、トラディスカンティアの挿し木は春から初夏にかけて行うのが最適とされています。
トラディスカンティアの挿し木 手順②5~10cmカット
成長点のある健康なトラディスカンティアの観葉植物を選びます。
成長点とは、新しい葉が出る部分のことです。茎の先端に位置しています。
切れ味のよい、清潔なハサミを使いましょう
切れ味のよい清潔なハサミで、成長点から約5〜10センチの部分を切り取ります。この部分が挿し木として使用されます。
切れ味の悪いハサミを使うと切り口が潰れてしまい、茎がスムーズに水分を吸い上げることが出来ません。
トラディスカンティアの挿し木 手順③下葉を取る
また、葉が多すぎる場合はあらかじめ葉数を減らしておくことで、蒸散を抑えることができます。
葉数が多い場合は減らしておくことで、蒸散を抑えて発根のためのエネルギーを確保する
発根前の枯死を避けるためにも、葉が多すぎる場合はあらかじめ減らしておくのがおすすめです。
トラディスカンティアの挿し木 手順④水に挿して発根を待つ
水は腐敗を防ぐためにも定期的に交換しましょう。3日~5日に1回、水を替えます。
心配なら「発根促進剤」を使うのもおすすめ
発根するか心配な場合は「発根促進剤」を使うのもよいでしょう。


茎が根を出しはじめ、約2〜4週間程度で根が十分に伸びたら、水から取り出し土に植え付けます。
小さめの鉢に、水はけのよい清潔な土を使って植えよう
この時の土は、水はけがよく清潔で養分を含まないものが適します。「挿し木・種まき用土」がベスト。
根が活着して茎が安定するまで水やりを続けます。土の表面が乾いてきたタイミングでたっぷりと水やりしましょう。
茎に触れて抵抗を感じるようになれば根が張ったサイン
生長が安定してきたら、徐々に日光に慣れさせます。最初は日陰に置き、徐々に日光の当たる場所に移動させます。

まとめ
ということで、今回はトラディスカンティアを挿し木で増やす方法をご紹介しました。 挿し木は比較的簡単にできます。
ただし、成功率を高めるためには、今回ご紹介したポイントを押さえておく必要があります。
成功すれば、トラディスカンティアを増やす楽しみが広がりますので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
トラディスカンティアを挿し木で増やす方法【手順】
- 適期は春~初夏にかけての暖かい時期
- 葉付きの茎を5~10cmカットする
- 下葉を取っておく(葉数が多い場合)
- 水に挿して発根を待つ(水道水でok)
- 発根後、土に植え付ける
- 水やり後、半日陰へ置く
- 株が安定したら「観葉植物用土」に植え付け、徐々に日光に慣らす(ただし、直射日光は×)
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