幸運の花を咲かせるといわれるベビーサンローズ。光できらめく葉がキラキラと美しいベビーサンローズは、丈夫で育てやすいため人気の多肉植物です。
春と秋に生育がさかんになり、よく葉を茂らせます。また、日光不足が続くことで茎ばかりが伸びてひょろひょろの見た目になることも。

茂りすぎた葉や姿の乱れた株を仕立て直す際に必要となるのが「切り戻し」だよ。
そこで今回は、伸びすぎたベビーサンローズを切り戻しで仕立て直す方法をご紹介します。
伸びすぎたベビーサンローズの切り戻し方法
ベビーサンローズは生育が早く、そのままだと葉がもさもさに茂って風通しが悪くなります。すると、風通しの悪さによって害虫や根腐れを起こすことも。
ベビーサンローズの切り戻しの適期は生育が旺盛な春か秋。適期におこなうことで株への負担を最小限に抑えられます。
伸びすぎたベビーサンローズの切り戻し 手順①土を乾かし気味にしておく
切り戻し前の数日間は水やりを控え、土を乾かし気味にしておきます。
切り戻しによって葉が減ることで蒸散(葉からの水分放出)が減り、土が長く湿り続けることで根腐れを起こすおそれがあるためです。
絶対ではありませんが、土を乾かし気味にしておくことでこのようなリスクを減らすこともできます。
伸びすぎたベビーサンローズの切り戻し 手順②伸びすぎた部分をカット
葉が茂り過ぎている部分や茎がひょろひょろに伸びている部分をカットします。葉は全てカットせず、根元の葉を2~3枚残しておくと安心です。
カットした茎は挿し木で増やすこともできる
カットしたベビーサンローズの茎は挿し木で増やすことができます。水や土に挿して発根させ、そのまま新しく育てることも可能です。
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伸びすぎたベビーサンローズの切り戻し 手順③水のやり過ぎに注意しつつ管理
切り戻し後の鉢はしばらく水のやり過ぎに気を付けます。その他はいつも通りの管理で構いません。
ただし、日光不足によって茎がひょろひょろになっているなら置き場所を見直します。ベビーサンローズは日当たりのよい場所が大好きです。
室内なら南向きの窓際へ、屋外なら半日陰~日向に置きます。ただし、真夏は直射日光を避けた方がよいでしょう。
まとめ
ということで、今回は伸びすぎたベビーサンローズの切り戻し方法をご紹介しました。
寒さに強く乾燥にもよく耐える丈夫なベビーサンローズ。時期さえ間違えなければ切り戻し後の回復も早いです。
また、カットした茎を使って増やすのも比較的簡単。ぜひ、挑戦してみてください。