色鮮やかなグリーンの葉に空く穴が特徴的なマドカズラ。一度見たら忘れられない個性あふれる観葉植物ですね。
マドカズラの魅力といえば、もちろんその美しく特徴的な葉です。しかし、そんなマドカズラの葉が茶色くなってお悩みではありませんか?
そこで今回は、マドカズラの葉が茶色くなる主な原因と対処法をご紹介します。
マドカズラの葉が茶色くなる原因とは?対処法も!
マドカズラはポトスやモンステラなどと同じサトイモ科の観葉植物です。実は、サトイモ科の植物は気を付けるべきポイントがあります。
マドカズラの葉が茶色くなったら直射日光に当たっていないか確認しよう
マドカズラの葉が茶色くなっている場合、直射日光や西日に当たっていないか確認してみましょう。
マドカズラはポトスやモンステラと同じサトイモ科の観葉植物です。サトイモ科は直射日光で葉焼けを起こしやすいという特徴があります。
マドカズラが好むのはレースカーテン越しの日光、半日陰
長い間、室内で管理していたマドカズラを、いきなり屋外の直射日光に当てると葉焼けを起こすことが多いです。そして、葉焼けが生じやすいのが夏場の高温期になります。
また、マドカズラは寒さに弱いため、日本のほとんどの地域では冬越しのため、マドカズラを室内に置きますね。
冬の間、室内に置きっぱなしにしていたマドカズラを暖かくなって急に屋外の強光に当てた場合、葉が日光に対応しきれず、部分的に焼け焦げたようにダメージを受けてしまうことが多いです。
葉焼けを防ぐためには、室内であれば窓際のレースカーテン越しの光がおすすめです。屋外なら半日陰に置きます。
直射日光が当たっていないのに葉がところどころ茶色い場合は?
「直射日光に当てていないのに葉がところどころ茶色く傷んでいる」「葉がきれいに開ききらず、端部が茶色く枯れている」
このような場合、葉が出てくるまでの間に「水分不足」「光線不足」「湿度不足」「温度不足」などにより、生育がスムーズにいかず、葉が綺麗に開ききれなかったと考えられます。
▲一番新しい葉の付け根部分に次の葉が控えています
20度~25度程度なら屋外の半日陰に置くと生育がよくなる
マドカズラは耐陰性のある観葉植物として人気ですね。しかし、本来は風通しのよい屋外の半日陰で、つるを大木に絡ませながら上へ向かってどんどんと育つ半ツル性の植物です。
気温が20度~25度程度であれば、屋外の半日陰(日向のすぐ隣の日陰や木漏れ日など)に置き、十分な風通しを確保してやると生育がよくなりますよ。
乾燥しやすい秋から冬は葉水も忘れずに…
また、マドカズラは高温多湿を好みます。理想的な湿度は70%。とはいえ、一般家庭で湿度70%を保つのはほぼ無理です。
そのため、マドカズラの美しい葉を保つためにはこまめな葉水が必要になります。特に乾燥しやすい秋から冬にかけては、1日数回、株全体に霧吹きで水分を吹きかけ、空中湿度を高めてやるのがよいでしょう。
すでに茶色く傷んだマドカズラの葉はどうすればいい?
残念ながら、すでに茶色く傷んだマドカズラの葉を元に戻すことはできません。
どうしても気にあるようであれば、茶色くなった部分のみ清潔なハサミでカットします。
今後、新しい葉が綺麗に展開するよう、管理方法や置き場所を見直すのが根本的な解決につながります。
2年以上植え替えていない場合は根詰まりしていないかも確認しよう
マドカズラを購入してから一度も植え替えていない場合、鉢底から根がはみ出ていないか確認してみましょう。
また、2年以上植え替えていない場合も鉢内の土が古くなって水はけが悪くなっている可能性があります。
鉢内の排水性が悪くなると、根がスムーズに水分を吸収できないだけでなく、根腐れを引き起こす恐れもあります。
根詰まりが疑われる場合、暖かい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替えてやりましょう。
まとめ
今回は、マドカズラの葉が茶色くなるときの主な原因と対処法をご紹介しました。
マドカズラの葉が茶色い場合、まずは直射日光が当たっていなかったかを確認してみましょう。特に夏場はうっかり西日が当たることで葉が焼けることが多いです。
次に、寒さに当たっていなかったかも確認します。マドカズラはモンステラの仲間ではありますが、モンステラほど丈夫ではない印象です。
15度を下回ると生長が止まり、葉が展開しにくくなります。そんなときは、焦らずに暖かくなるまで待ちましょう。
春になれば徐々に生長がさかんになり、管理環境を整えてあげればどんどん綺麗な葉を出してくれるはずですよ。
マドカズラの葉が茶色い時の主な原因と対処法
- 直射日光による葉焼け⇒置き場所の変更、いきなり強光に当てない
- 寒さ、過度の乾燥、光線不足などにより葉が綺麗に出なかった⇒生育環境の見直し
- 摩擦、刺激などにより葉がダメージを受けた⇒置き場所の見直し