ザミオクルカス、実は稀に花を咲かせることがあります。
そして、ザミオクルカスが花が咲かせる場合、注意が必要なケースもあるんです。
そこで今回は、ザミオクルカスに花が咲く理由や注意点、さらに育てる上でのポイントについて詳しく解説します。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
ザミオクルカスの花が咲くのはどんな時?
ザミオクルカスの花は、サトイモ科特有の形状である「仏炎苞(ぶつえんほう)」という部分に包まれた独特な姿をしています。
派手ではなく、薄緑色の小さな花ですが、見られる機会が少ないため、珍しいと感じる方が多いでしょう。
花が咲くタイミング
ザミオクルカスが花を咲かせるのは、以下2つの条件が揃ったときが多いです。
- 環境が非常に安定している場合:十分な光と適切な水やりで、株が成熟し安定すると、花を咲かせることがあります。
- 株がストレスを感じている場合:栄養不足や環境の悪化などのストレスにより、植物が「危機感」から繁殖のために花を咲かせることもあります。
ザミオクルカスに花が咲くときは要注意?
一見、花が咲くのは植物が元気な証拠のように思えますが、ザミオクルカスの場合は必ずしもそうとは限りません。
要注意ポイント
- ストレスサインの可能性
株がストレスを感じて花を咲かせている場合、そのまま放置すると成長が衰えたり、最悪の場合枯れる原因になることがあります。 - エネルギーの消耗
花を咲かせること自体は植物にとって大きなエネルギーを必要とする行為です。特に葉や根が十分に育っていない場合、株全体が弱る原因になることがあります。
ザミオクルカスの花が咲いたときの対処法
ザミオクルカスに花が咲く場合、以下の手順で対処しましょう。
栄養状態をチェック
花が咲いたときは、まず株全体の健康状態を確認しましょう。
- 葉が黄色くなっている
- 茎がぐらぐらしている
- 新しい芽が出ていない
上記の症状があれば、置き場所を見直したり、植え替えを検討する必要があります。
花を早めに取り除く
特に観賞目的で育てている場合、花を放置するとエネルギーが奪われてしまいます。
花が咲いたら早めに切り取るのがベストです。剪定ばさみを清潔にし、根元から慎重に切り取ります。
環境を見直す
- 光量:適切な明るさを確保し、直射日光は避けましょう。
- 水やり:土が乾いてからたっぷり与えますが、過剰な水やりは根腐れの原因になります。
- 肥料:春から秋にかけて薄めた液体肥料を月1回程度与えるとよいでしょう。
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ザミオクルカスに花を咲かせるコツ
「せっかくなら花を見てみたい」という方もいるでしょう。花を咲かせたい場合は、以下のポイントに注意してください。
株を十分に成熟させる
大きく健康な株を育てることが、花を咲かせる近道です。数年単位でじっくり育てましょう。
ストレスを与えすぎない
わずかなストレスで花が咲くことがありますが、過剰なストレスは株を弱らせる原因になるので避けてください。
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ザミオクルカスに花咲くと要注意?意外な意味と注意点【まとめ】
ザミオクルカスの花は珍しい現象ですが、花が咲いた場合は株の状態を慎重に確認する必要があります。
ストレスが原因の場合、花を放置すると株を弱らせてしまう可能性もあります。
また、花を咲かせたい場合は、株の健康を第一に考え、適切な育て方を心がけましょう。
ザミオクルカスを長く楽しむために、今回ご紹介したポイントをぜひ取り入れてみてください!