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観葉植物の育て方!初心者が最初に読む完全ガイド【枯らさない基本】

肥料焼けを起こしたコーヒーの木 観葉植物の育て方・基本

観葉植物は、実はそれほど難しいものではありません。

「すぐ枯らしてしまう」「自分には向いていないかも…」と感じている方も多いですが、

枯れる原因のほとんどは 水・光・温度 など、いくつかのポイントに集約されます。

逆にいえば、やるべきこと・やらなくていいこと を知っておくだけで、観葉植物はぐっと育てやすくなります!

この記事では、私自身がこれまで実際に観葉植物を育てる中で経験してきた失敗や気づきをもとに、

初心者の方がつまずきやすいポイントと、最低限押さえておきたい育て方の基本をまとめました。

▶観葉植物をすぐ枯らす人のNG習慣5つ!今日からできる長持ちのコツ

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・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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  1. 観葉植物を育てる前に知っておくべき基本
    1. 観葉植物はなぜ枯れるのか?
    2. 毎日水やり=丁寧は勘違い!
  2. 観葉植物の置き場所は?日当たり・風通し・温度
    1. 日当たりの考え方(直射日光・レース越し)
    2. 風通しが悪いとどうなる?
    3. 観葉植物が苦手な温度帯とは?
  3. 観葉植物の水やりは?失敗しない基本ルール
    1. 水やりの基本は「乾いてから」
    2. 季節で水やりはどう変わる?
    3. 水をやりすぎると起こるトラブル
  4. 観葉植物の土と鉢の選び方
    1. 市販の培養土で問題ない?
    2. 鉢底穴の重要性
    3. プラスチック鉢と陶器鉢の違い
  5. 肥料は必要?与えすぎるとどうなる?
    1. 肥料が必要なタイミング
    2. 初心者が肥料で失敗しやすい理由
  6. 観葉植物の冬越し!初心者が一番失敗する季節
    1. 冬に枯れやすい理由
    2. 室内に取り込む目安
    3. 冬にやってはいけない管理
  7. よくある質問|初心者がつまずきやすいポイント
    1. Q1:観葉植物は毎日水をあげたほうがいいですか?
    2. Q2:葉が黄色くなったら、もう枯れてしまいますか?
    3. Q3:レースカーテン越しの光でも足りますか?
    4. Q4:霧吹き(葉水)は毎日したほうがいいですか?
    5. Q5:冬でも水やりは必要ですか?
    6. Q6:植え替えはいつするのがベストですか?
    7. Q7:肥料をあげないと育ちませんか?
    8. Q8:一度枯らしてしまったら、もう育てられませんか?
  8. まとめ|観葉植物は「環境づくり」が9割
    1. 気になる症状があればこちらの記事も参考にしてください

観葉植物を育てる前に知っておくべき基本

komame topicsの管理人

観葉植物を枯らしてしまうと、「自分には植物を育てるセンスがないのかも…」と感じてしまいがちです。

でも実際は、観葉植物が枯れる理由の多くはとてもシンプルで、特別な知識や才能が原因ではありません。

まず知っておいてほしいのは、観葉植物は「環境」に正直なだけということ。

人間が思っている以上に、置き場所や水やりの影響をそのまま受け取って生きています。

▶観葉植物が枯れるのは身代わりになってくれるからって、本当?

観葉植物はなぜ枯れるのか?

葉焼けで葉が全て枯れたコーヒーノキ

観葉植物が枯れる原因のほとんどは、次の3つに集約されます。

  • 水の与えすぎ、または不足
  • 光の当たり方が合っていない
  • 温度が植物に合っていない

この3つはどれも、育てる人の「才能」や「センス」とは関係ありません。

正しい・間違っているの差が出るのは、「知らなかっただけ」というケースがほとんどです。

▶枯れるのは悪い気のせい?観葉植物が弱る部屋に共通する3つのこと

毎日水やり=丁寧は勘違い!

たとえば、毎日水をあげたほうが元気になると思っていたり、室内ならどこに置いても大丈夫だと思っていたり。

こうした勘違いが重なることで、植物は少しずつ弱ってしまいます。

水・光・温度の基本さえ押さえておけば、観葉植物は驚くほど育てやすくなります!

▶観葉植物がすぐ枯れるのはなぜ?育たない家の特徴と解決策3選

 

観葉植物の置き場所は?日当たり・風通し・温度

置き場所を移動中の金のなる木

観葉植物を元気に育てるうえで、もっとも重要なのが「置き場所」です。

水やりや肥料よりも先に、どこに置くかで植物の調子は大きく変わります。

「室内ならどこでも大丈夫」と思われがちですが、実際は日当たり・風通し・温度の3つが合っていないと、どんな植物でも弱りやすくなります。

▶日光のいらない観葉植物はある?日光なしでも長持ちするグリーンとは

日当たりの考え方(直射日光・レース越し)

多くの観葉植物は、明るい日陰〜レースカーテン越しの光を好みます。

直射日光が長時間当たる場所では、葉焼けを起こしてしまうことも少なくありません。

一方で、部屋の奥など光がほとんど届かない場所では、葉の色が薄くなったり、間延びしたような姿(徒長)になりやすくなります。

迷ったときは、南向き窓際に置くと失敗しにくい。個人的にレースカーテンは基本不要。

▶100均の観葉植物が大きくならないときによくある原因3つとは?

風通しが悪いとどうなる?

意外と見落とされがちなのが、風通しです。空気が動かない場所では、土が乾きにくくなり、根腐れやカビの原因になります。

また、湿気がこもることで、ハダニやカイガラムシなどの害虫が発生しやすくなることも。

常に風を当てる必要はありませんが、人が快適に感じる程度の空気の流れがある場所が理想です。

定期的に窓を開けたり、エアコンの風が直接当たらない位置に置くだけでも十分効果があります。

▶観葉植物が喜ぶサーキュレーター置き方!つけっぱなしでok?

観葉植物が苦手な温度帯とは?

観葉植物の多くは、もともと暖かい地域が原産です。そのため、寒さが大きなストレスになります。

目安として、

  • 10℃を下回ると弱りやすい
  • 5℃以下では枯れるリスクが高くなる

種類によって差はありますが、冬は特に注意が必要です。

また、夏でもエアコンの冷風が直接当たる場所や、昼夜の温度差が激しい環境は避けたほうが安心です。

「寒くないか」「暑すぎないか」を、植物目線で考えることが、置き場所選びのコツです。

▶テレビ横に観葉植物を置くと枯れる?その理由と枯らさない方法

 

観葉植物の水やりは?失敗しない基本ルール

コーヒーの木の水やり頻度

観葉植物を枯らしてしまう原因として、最も多いのが「水やりの失敗」です。

一見簡単そうに見えますが、実はここで勘違いしている方がとても多く、「良かれと思ってやっていること」が逆効果になるケースも少なくありません。

水やりで大切なのは、回数ではなくタイミング。まずは基本の考え方から確認していきましょう。

水やりの基本は「乾いてから」

土の乾き具合を確認

保水性の高い土の場合は、土の中心部まで確認する必要あり。

観葉植物の水やりの基本は、土がしっかり乾いてから与えることです。

毎日決まった時間に水をあげる必要はありません。

表面だけでなく、指を少し入れてみて中まで乾いているかを確認するのがおすすめです。

乾いていないうちに水を与えると、根が常に湿った状態になり、トラブルの原因になります。

「乾いたらたっぷり」が基本ルール。 与えるときは、鉢底から水が流れ出るくらいしっかり与えましょう。

▶水やり当番の水が減らない?解決方法と実際に使って感じたデメリット

季節で水やりはどう変わる?

水やりの頻度は、季節によって大きく変わります。

春〜秋(生育期)
土が乾いたら水を与える。乾くスピードも比較的早い。

冬(休眠期)
成長がほとんど止まるため、水は控えめに。
土が乾いてからさらに数日空けて与えるくらいで問題ありません。

冬でも夏と同じ感覚で水をあげてしまうと、根が冷えて傷みやすくなります。

「気温が下がる=水やりも減らす」と覚えておくと失敗しにくいでしょう。

▶観葉植物の冬越しはぬるま湯で安心!失敗しない管理法

水をやりすぎると起こるトラブル

ペペロミアの根腐れ症状

水を与えすぎると、土の中が常に湿った状態になり、根が呼吸できなくなって根腐れを起こしやすくなります。

根腐れが進むと、

  • 葉が黄色くなる
  • 元気がないのに土は湿っている
  • 成長が止まる

といった症状が現れます。

こうなると、水をあげれば回復するどころか、さらに状態を悪化させてしまうことも。

「元気がない=水不足」と決めつけず、土の状態を確認してから判断することが、水やりで失敗しない最大のコツ。

▶水やり不要、植え替えも不要。虫もわかない清潔な観葉植物が欲しい人へ

 

観葉植物の土と鉢の選び方

ヒポエステスの植え替え

観葉植物を育てるとき、つい見た目や置き場所ばかりに目が向きがちですが、実は土と鉢の環境も、植物の調子を大きく左右します。

とはいえ、初心者のうちから細かい配合や専門的な知識は必要ありません。

「これだけ押さえておけば大丈夫」というポイントを確認していきましょう。

▶虫がわかない土の作り方は?清潔に観葉植物を楽しむなら土選びが重要

市販の培養土で問題ない?

アルテシマの植え替え

結論から言うと、市販の観葉植物用培養土でまったく問題ありません。

無理に自分で配合したり、高価な土を使う必要はないでしょう。

大切なのは、

  • 観葉植物用と書かれていること
  • 水はけのよい土であること

この2点です。

一方、庭土や古い土をそのまま使うと、水はけが悪くなりやすく、根腐れの原因になることがあります。

初めて育てる場合は、必ず専用の培養土を使うのがおすすめです。

▶観葉植物に虫を発生させたくないなら土が重要!虫除け効果のある神アイテム【3選】

鉢底穴の重要性

鉢底からはみ出たウンベラータの根

観葉植物を育てるうえで、鉢底穴はとても重要です。

鉢底穴がないと、余分な水が外に逃げず、土の中に溜まってしまいます。

その結果、根が常に湿った状態になり、根腐れを起こしやすくなります。

「おしゃれだから」という理由で穴のない鉢を使う場合は、必ず中に穴のある鉢を入れる(二重鉢)ようにしましょう。

▶おしゃれで機能性抜群!観葉植物好きが選ぶおすすめの鉢ポットまとめ

プラスチック鉢と陶器鉢の違い

鉢の素材によっても、育てやすさは変わります。

  • プラスチック鉢
    軽くて扱いやすく、水分を保ちやすい
    初心者にはこちらがおすすめ
  • 陶器鉢(素焼き・陶磁器)
    見た目はおしゃれだが、乾きやすい・重い
    水やり管理に慣れてから向いている
どちらが正解というわけではありませんが、最初のうちは管理しやすい鉢を選ぶことが、長く育てるコツです。

▶水はけの良い植木鉢をお探しの方へ。ジャイロポットの口コミレビュー!

 

肥料は必要?与えすぎるとどうなる?

肥料焼け

観葉植物を育てていると、「肥料をあげたほうが元気になるのでは?」と感じることがあります。

でも実は、初心者のうちは無理に肥料を与えなくても問題ありません。

観葉植物がうまく育たない原因は、肥料不足よりも水やりや置き場所といった環境のズレであることがほとんど

▶観葉植物がすぐ枯れるのはなぜ?育たない家の特徴と解決策3選

肥料が必要なタイミング

パキラの土に挿したアンプル剤

肥料が必要になるのは、植物がしっかり環境に慣れ、元気に成長しているときです。

目安としては、

  • 新しい葉が次々に出ている
  • 成長期(春〜夏)である
  • 日当たりや水やりが安定している

こうした条件がそろってから、少量を与える程度で十分です。

元気がないときや、冬の休眠期に肥料を与えると、かえって植物に負担をかけてしまいます。

▶初心者でも使いやすくて効果的!観葉植物におすすめの肥料【厳選・3選】

初心者が肥料で失敗しやすい理由

肥料焼けで黄色っぽく変色したコーヒーの木の葉

初心者が肥料で失敗しやすい最大の理由は、「元気がない=肥料が足りない」と思い込んでしまうことです。

実際には、

  • 根が弱っている
  • 寒さや日照不足で成長が止まっている

こうした状態で肥料を与えても、吸収できず、根を傷めてしまうことがあります。

肥料は「薬」ではなく、元気な植物を後押しするもの。困ったときの回復手段ではない!

▶メネデール(活力剤)とハイポネックス(肥料)の違いは?観葉植物の使い方ガイド

 

観葉植物の冬越し!初心者が一番失敗する季節

観葉植物が一番枯れやすいのは、夏ではなくです。

「水もあげているし、室内に置いているのに元気がない」という悩みが増えるのも、この季節。

冬は見た目以上に、観葉植物にとって過酷な環境になりやすい時期です。

まずは、なぜ冬に失敗しやすいのかを知っておきましょう。

冬に枯れやすい理由

観葉植物の多くは、暖かい地域が原産です。

そのため、気温が下がると成長が止まり、弱りやすい状態になります。

さらに冬は、

  • 気温が低い
  • 日照時間が短い
  • 土が乾きにくい

といった条件が重なります。

成長しないのに、夏と同じ感覚で水を与えてしまうと、根が冷えて傷み、枯れる原因になってしまいます。

室内に取り込む目安

屋外で育てている観葉植物は、最低気温が10℃を下回る頃を目安に室内へ取り込みましょう。

種類によっては5℃程度まで耐えるものもありますが、初心者のうちは「少し早め」を意識したほうが安心です。

室内では、

  • 窓際の明るい場所
  • 冷気や暖房の風が直接当たらない場所

を選ぶことが大切です。

夜間に冷え込む窓際では、カーテンを閉める、少し部屋の内側へ移動させるなどの工夫も効果的です。

冬にやってはいけない管理

冬に失敗しやすい管理として、特に注意したいのが次の点です。

  • 夏と同じ頻度で水を与える
  • 冬に植え替えをする
  • 寒い場所に置いたままにする

冬は植物がほとんど成長しないため、刺激になる作業はできるだけ避けましょう。

「何かしてあげなきゃ」と思うほど、実は何もしないほうがうまくいくのが冬の管理です。

 

よくある質問|初心者がつまずきやすいポイント

Q1:観葉植物は毎日水をあげたほうがいいですか?

いいえ。毎日水をあげる必要はありません。
土が乾いてからたっぷり与えるのが基本です。水のやりすぎは根腐れの原因になります。

Q2:葉が黄色くなったら、もう枯れてしまいますか?

必ずしもそうではありません。
水の与えすぎや寒さなど、原因を見直せば回復するケースも多くあります。

Q3:レースカーテン越しの光でも足りますか?

多くの観葉植物には十分です。
直射日光よりも、明るくやわらかい光のほうが適している種類が多くあります。

Q4:霧吹き(葉水)は毎日したほうがいいですか?

必須ではありません。
乾燥が気になるときに軽く行う程度で十分です。やりすぎるとカビの原因になることもあります。

Q5:冬でも水やりは必要ですか?

はい、必要です。ただし回数は大幅に減らします。
土が完全に乾いてから、さらに数日空けて与えるくらいが目安です。

Q6:植え替えはいつするのがベストですか?

基本は春〜初夏です。
冬や真夏の植え替えは、植物に負担がかかるため避けたほうが安心です。

Q7:肥料をあげないと育ちませんか?

いいえ。初心者のうちは肥料なしでも問題ありません。
環境が整っていれば、観葉植物は十分に育ちます。

Q8:一度枯らしてしまったら、もう育てられませんか?

そんなことはありません。

枯らした経験は、次に活かせる大切な学びになります。原因を知ることで、同じ失敗を防ぐことができます。

 

まとめ|観葉植物は「環境づくり」が9割

  • 完璧にやろうとしなくていい
  • 枯れるのは失敗じゃない
  • 植物に合わせて環境を整えるだけ

気になる症状があればこちらの記事も参考にしてください

 

観葉植物の育て方・基本
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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