涼しげな葉と甘い香りが魅力のシルクジャスミン。観葉植物として人気ですが、ダイソーでも手軽に購入できることをご存じですか?
「100円の苗で本当に育つの?」と不安に思う方も多いかもしれません。
この記事では、実際にダイソーで購入したシルクジャスミンを育てながら、植え替えや水やり、冬越しなどの育て方を丁寧に記録しています!
シルクジャスミンはダイソーでも買える?
価格はいくら?(100円・300円など)
シルクジャスミンは、100円コーナーで見つかることもあれば、ポットの大きさや状態によっては300円前後することもあります。
サイズ・葉の多さ・根の張り具合で値段が変わるので、状態をよくチェックすると良いでしょう。
取り扱い時期や売り場の特徴
- 主に春~初夏(4~7月)や秋の植え替えシーズンに入荷することが多いです。寒い時期は見かける頻度が低くなります。
- 前は観葉植物コーナー、または季節の植物(屋外ガーデニング)コーナーに置かれていることがあり、鉢の色やラベルで探すと見つけやすいです。
- 店舗によっては扱いが少ないか、サイズが小さい株ばかりということもあるので、入荷日の情報やスタッフへの確認が役立ちます。
ホームセンターや園芸店との違い
- サイズ・状態:ホームセンター/園芸店の株は大きく、葉数が多く、根張りもしっかりしているものが多い。その分値段は高め。
- 価格:ダイソーはコストパフォーマンスが高いが、大株や品質重視を求めるならホームセンターの方が選択肢が広い。
- 品種・選び方:園芸店だと接ぎ木株や特に花が咲きやすい品種を扱っていることも。ラベルの説明も詳しいことが多い。
- アフターケア/アドバイス:ホームセンター・園芸店では育て方や管理方法の相談ができる場合が多く、初心者にとっては安心できるサービス面の差があります。
シルクジャスミンってどんな植物?基本情報まとめ
ミカン科の常緑低木(別名:月橘・オレンジジャスミン)
シルクジャスミンはミカン科の常緑低木で、学名は Murraya paniculata(ムラヤ・パニクラタ)。
「ジャスミン」と名前がついていますが、実際にはジャスミンの仲間ではありません。
別名として「月橘(ゲッケツ)」「オレンジジャスミン」と呼ばれることもあります。
花の香りや実の特徴
初夏から秋にかけて、白い小さな花を咲かせます。花はジャスミンのように甘く爽やかな香りがあり、観賞価値が高いのが魅力です。
開花後には赤い実をつけることもあり、花と実の両方を楽しめるのもポイント。
ただし、ダイソーで売られているような小さな苗から花や実を楽しむまでには、数年かかることがあります。
観葉植物として人気の理由
- 光沢のある深緑の葉が涼しげで美しい
- 花が香り高く、実も観賞できる
- コンパクトに仕立てれば室内でも楽しめる
このように、観葉植物と開花植物の両方の魅力を兼ね備えているため、初心者から園芸好きまで幅広い層に人気があります。
特に「花も実も楽しみたいけど、インテリアグリーンとしても使いたい」という人におすすめの植物です。
ダイソー産シルクジャスミンの育て方
水やりのコツ(乾燥に弱い/過湿にも注意)
シルクジャスミンは乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるのが基本です。
ただし、受け皿に水を溜めっぱなしにすると根腐れの原因になるので注意しましょう。
特に小さなダイソー苗は根が細くデリケートなので、水切れと過湿の両方に気をつけることが大切です。
置き場所(日当たりと半日陰)
日当たりを好む植物ですが、真夏の直射日光は葉焼けを起こすことがあります。
春や秋は南向きの窓際、夏はレースカーテン越しの半日陰が理想です。
耐陰性も多少あるため、日当たりの弱い場所でも育ちますが、葉が落ちやすくなるので明るい環境を選びましょう。
肥料の与え方(春〜秋に液肥を薄めて)
生育期の春〜秋に、2週間に1回程度、薄めた液体肥料を与えると株がよく育ちます。
特にダイソーの小苗は栄養分が少ない土で植えられていることが多いため、適度な追肥が欠かせません。
真夏や冬の休眠期は肥料を控え、根への負担を減らすのがポイントです。
植え替えのタイミング(根詰まり対策)
購入から1年以内を目安に、ひと回り大きな鉢へ植え替えると元気に育ちます。根詰まりすると水はけが悪くなり、葉が黄色くなる原因に。
植え替えは春または秋の過ごしやすい時期がベストです。
ダイソー鉢のまま長く放置せず、早めに市販の観葉植物用土に替えてあげましょう。
冬越しの方法(寒さに弱いので室内へ)
シルクジャスミンは寒さに弱く、10℃を下回ると葉が落ちやすくなります。冬は必ず室内に取り込み、窓際の明るい場所で管理しましょう。
エアコンの風が直接当たる場所は避け、乾燥防止のために葉水をすると効果的です。
100均「ダイソー」のシルクジャスミンの育て方【経過記録】
では、100円で購入したシルクジャスミンを育てていきましょう。
ダイソーでシルクジャスミンを購入【2021/10/3】

いつもの黒いビニールポットに植えられたのはシルクジャスミン。ジャスミンというものの、実はミカンの仲間なんですね。
そのため、シルクジャスミンは「ゲッケツ(月橘)」や「オレンジジャスミン」などとも呼ばれるようです。
目標は花を咲かせること。気長に育てていきます。ますは植え替えから。水はけの良い鉢植えに定植していきます。

ポットから取り出して見ました。思ったよりしっかりと根が張っていますね。
ただ、このままでは水はけが悪いので、排水性にすぐれる根張りの良い土に植え替えます。
また、シルクジャスミンは寒さに弱いので、気温が下がったら室内へ入れなければなりません。
それを見越して、プロトリーフさんの室内向けの土を使用することに。この土は、コバエやカビが繫殖しにくいので室内でも清潔に管理できます。
化成肥料も入っているので生長もサポートしてくれる土です。

それでは、根鉢を崩していきましょう。使わないお箸で軽くつつくとボロッと既存の土がほぐれます。
ある程度ほぐしたら、スリット鉢に植え替えていきます。

新しい鉢に配置し、先ほどの土で植え付けます。
根と鉢の間に空間ができないよう、棒で軽くつつきながら土を詰め込んでいきます。

植え替え完了です。最高気温が15度を下回るまでは、屋外で管理します。
しばらくはずっと室内(ダイソー内)で管理されていたと思うので、一週間程度は屋外の日陰に置き、その後、少しずつ日当たりの良い場所に移動させようと思います。
念のため、葉焼けを防ぐためですね。
シルクジャスミンは過度な乾燥で葉を落としてしまうことも多いようなので、表面が乾いたタイミングで水やりをします。
そして、今回使用したスリット鉢ですが、以下のような特徴があるようです。ご参考までに。
スリット鉢の特徴
・効率的に根を張らせられるため、根詰まりしにくい
・水はけがよく、根腐れのリスクを減らすことができる
ダイソーのシルクジャスミン【2022/6/10】
ダイソーでシルクジャスミンを購入してから半年以上が経過しました。冬場は室内で管理していましたが、暖かくなったのでベランダに戻しましたよ。
昼間は日向に置いています。春から少しずつ日光に慣らしていたので、直射日光に当てても今のところ葉焼けは大丈夫そうです。
2週間に一回ほどハイポネックスを薄めて与えています。今後の生長も楽しみですね。
シルクジャスミンを植え替え【2022/7/3】
暖かくなって急に茂り始めました。
鉢底から白い根っこがはみでていたので、このタイミングで植え替えることにします。
ひとまわり大きめの鉢を用意しました。
シルクジャスミンを今の鉢から取り出し根鉢を崩します。古い土を落しました。
新しい土に配置。土の量を調節しつつ、シルクジャスミンを植え付ける高さと位置を決めます。
残りの土を入れたら軽く株元を抑えて安定させます。これで植え替え完了です。
たっぷりと水を与えたら、しばらくは直射日光を避けた場所で休ませます。
いい感じですね。ちなみにこれもダイソーで購入した素焼き鉢ですよ。(上写真)
無事に根付いてくれることを願いつつ、一週間程、日陰~半日陰に置いて休ませます。
株に触れて抵抗を感じるようになったら根が活着したサインです。少しずつ元の管理に戻します。
2週間の旅行で完全に枯れたシルクジャスミン…【2022/8/12】
なんと、シルクジャスミンが完全に枯れてしまいました…。
2週間ほど旅行のため不在であったため、水やりが出来なかったっことが原因です。
残念ですが、またダイソーで見つけたら購入しリベンジしようと思います。涙

今回はここまで。随時更新します!
ダイソー産シルクジャスミンを枯らさないための注意点
水切れに弱い — 旅行中は特に注意
シルクジャスミンは乾燥に弱く、水切れするとあっという間に葉を落としたり、枯れてしまうことがあります。
特に夏場は鉢の乾燥が早いため、旅行などで数日以上留守にする場合は注意が必要です。水やりグッズを使うか、家族に頼むと安心です。
寒さで落葉する — 室内管理必須
熱帯原産の植物なので、寒さが大の苦手。10℃を下回ると生育が止まり、落葉してしまうこともあります。
秋になったら屋内へ取り込み、できるだけ日当たりの良い窓辺で管理しましょう。
葉焼け — 夏の直射日光は避ける
日光は好みますが、真夏の直射日光に急に当てると葉焼けを起こします。
特に購入直後は室内で育てられていた株が多いため、いきなり強光に当てず、半日陰から少しずつ慣らしてあげることが大切です。
まとめ
- ダイソー産でも根がしっかりしていれば育つ
- 枯れる原因の多くは「水切れ」と「寒さ」
- 小さな株からじっくり育てたい人にはおすすめ