パルダリウムにカビが生えたらどうする?対処法とカビ対策まで

パルダリウムの中のハエトリソウ 観葉植物

熱帯雨林の世界観を再現したパルダリウム。

ガラス容器と植物育成ライトを使い、室内でも簡単に管理できるパルダリウムはインテリアとしても人気急上昇中です。

そんなパルダリウムにふわふわとしたカビが生えてお困りではありませんか?

今回は、パルダリウムにカビが生えてしまう原因と、すでにカビが生えてしまった時の対処法までをご紹介します。

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パルダリウムにカビが生える原因は?カビ対策はある?

パルダリウムで使用する植物のほとんどが、高温多湿を好む熱帯性植物や苔などです。そして、カビも同じく高温多湿を好みます。

苔(植物)とカビ(菌類)。どちらも高温多湿を好むのですね。ただ、苔とカビで大きく異なる点が2つあります。それが以下2点です。

  1. カビは薄暗く湿った場所を好むが、苔は明るく湿度の低い場所でも育つものがある
  2. カビは繁殖に水分と栄養分を要するのに対し、苔は水分と光で光合成し生育可能

カビは、高温多湿・薄暗さ・風通しの悪さ・養分の4点が揃った時に繁殖する

壁紙に生えた黒カビ薄暗く湿った、風通しの悪い場所で増殖するのがカビ

カビが好むのが20度~35度程度の高温と、湿度60%以上の高湿状態、そして風通しの悪さです。

ただ、これだけではカビは繁殖できません。餌となる栄養分が必要なのです。栄養分は肥料とは限りません。あらゆるものがカビの餌となります。

肥料分以外でカビの餌となるものって?

たとえば、

  • 手垢
  • 石鹸かす
  • 埃や塵
  • 食べかす
  • 土に含まれる養分

などです。

つまり、カビがわく原因となるのが「高温多湿」「薄暗い」「風通しの悪さ」「養分が豊富」、これら4つの条件が揃った時ということになります。

パルダリウムを管理する上で「高温多湿」ははずせませんね。

しかし、「明るさ」「風通しの良さ(湿度が低い)」「養分のない状態」は管理の仕方で変えることができます。

シッポゴケを植え付け手垢が付いた部分(容器の内側)は、アルコールを湿らせたコットン等でふき取っておく

日当たりと風通し、養分の面で差をつけることで、パルダリウムにカビが生えにくくする(=カビ対策)

とはいえ、パルダリウム内で育てる苔や熱帯植物が好むのは高温多湿です。これはまさにカビが好む環境ですね…。

ただ、「風通し」「養分」の面では差をつけることができます。

なぜなら、カビは薄暗く湿気のこもった状態を好むのに対し、苔や熱帯植物は風通しよく明るい場所(直射日光など強い光は×)で光合成がさかんになるからです。

具体的には、

  • 植物育成ledライトで明るさを確保(光が強すぎて植物が傷まないように)
  • 蓋を閉めっぱなしにせず定期的に換気すること
  • 必要以上に水をやり過ぎない。容器底に水が溜まらないくらい、用土や水苔が全体的に湿り気を帯びる程度がおすすめ(管理している植物にもよる)
  • 肥料はできるだけ控えること、必要最低限
  • 小型ファンを使って空気の流れを作り出す
  • 水槽内に付着した手垢や埃、ゴミなどはこまめに拭き取る・取り除く

などを意識するのがカビ対策に効果的です。

パルダリウム内に鉢いした水苔

換気用のファンは容器の大きさにもよりますが、pc用の小型ファンを使うのもおすすめ。

蓋を閉めっぱなしにしていると高確率でカビが生える…

個人的に、パルダリウムを管理する上でもっともカビに直結しやすいのが「風通しの悪さ」であると感じます。

「湿度を確保したい」からといって、蓋を閉めっぱなしにしていると、どうしてもカビの好む環境になりやすいです。

暖かい時期は水分の蒸発によって自然と湿度は高くなります。特に、湿度が高まる梅雨時期はカビが生えやすいため注意が必要です。

簡単ボトルパルダリウムの完成高温多湿を保ちつつ空気の流れも意識しカビを防ぐ・・・

空気が乾燥しがちな秋~冬は蓋を使用するのもよいですが、1日数回は空気の入れ替えをしてやるとカビ対策としては効果的でしょう。

もちろん、湿度が低くなり過ぎないようこまめな霧吹きも必要になります。

 

パルダリウムにカビが生えたらどうすべき?対処法は?

とはいえ、高温多湿である以上パルダリウムにカビは生えやすいです。もし、すでにカビが生えてしまったなら早目に対処しましょう。

カビは放置しているとどんどん増殖し異臭を放つ上、カビの胞子が室内に飛散することで健康被害を引き起こす恐れもあるからです。

パルダリウム内にカビが生えたら早目に取り除く(作業はできるだけ屋外で)

すでにパルダリウム内にカビが生えた場合、できるだけ早めにカビが生えた部分とその周辺を切り取って処分します。

作業は室内より屋外でおこなうのがおすすめです。

理由は、カビの胞子が室内に飛散するのを防ぐため。寒い時期ならできるだけリビングから離れた場所で作業するのがおすすめです。

作業の際はマスクや眼鏡、使い捨てのビニール手袋等を装着し、カビの胞子を吸い込まないように気を付けてください。

そして何より、カビの再発を防ぐためには、カビを取り除いた後の「環境の見直し」が不可欠です。

カビを取り除いたらお手入れ方法、管理環境を見直そう

前述したとおり、カビが生えやすくなるのが「高温多湿」「薄暗い」「風通しが悪い」「肥料や手垢、小さなゴミなどの養分」の4条件が揃った時です。

パルダリウムの場合、改善が難しいのが「高温多湿」「薄暗さ(ledライトを使っているとはいえ、強光を嫌う植物が基本なので)」です。

逆に、改善できる余地があるのが「風通し」「肥料や手垢、小さなゴミなどの養分となるもの」ですね。

  • 蓋を閉めっぱなしにしないこと。定期的に開けて空気の入れ替えをしたり換気ファンを使ったりして空気の流れを作る。
  • 必要以上の肥料は与えない。容器内に付着した手垢や埃などはこまめに拭き取る。
  • 水を必要以上にやり過ぎない。容器底に水が溜まるくらいなら水苔や土全体が湿る程度の水やり方法に変えて様子をみる。

こららの方法を試して環境の改善をしてみるのがおすすめです。もちろん、換気することで湿度が足りなくなるといけません。

換気後は、こまめな霧吹きで高湿度を保てるよう温湿度計をチェックしつつお手入れしましょう。

パルダリウム内に設置した温湿度計

あわせて読みたい「パルダリウムの水やり方法!タイミングは?どれくらいの量を与える?」はこちら

 

まとめ

ガラス容器に植えたマコデスペトラ

ということで、今回はパルダリウムにカビが生えてしまう原因と、カビが生えてしまった時の対処法についてご紹介しました。

パルダリウムで栽培する植物の多くが高温多湿を好みます。つまり、カビと隣り合わせなのですね…。

パルダリウムにカビを生えないようにするためにポイントとなるのが「風通し」でしょう。蓋は閉めっぱなしにしないこと。

そして、肥料の与えすぎにも気を付けて管理してみてください。特に、パルダリウムの場合はそこまで意識して肥料を与える必要はないと感じます(個人的には)。

むしろ、植物が大きく育ちすぎてしまうとレイアウトが崩れる原因になることも。また、基本的に苔に肥料は不要です。

「風通しの悪さ」と「過度の施肥(容器内の汚れも)」

この2つは、パルダリウム内にカビが生える原因となりやすいため特に注意してください。

パルダリウムのその他topics

「初心者でも簡単!パルダリウムの作り方【材料費2700円】」はこちら

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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