一昨年の春頃にスリーコインズで購入した300円のスパティフィラム。去年の春には花が咲いたものの、今年は花が咲く気配が全くない…。
よくみると、親株のまわりに増えた子株がびっしりとくっついて、ぎゅうぎゅう詰めの状態。これでは花芽どころか新しい葉もスムーズに出てきません。
そこで今回は、花が咲かないスパティフィラムを株分けする様子をご紹介します。また、株分け後の経過も随時更新予定です。
花が咲かないスパティフィラムを株分けします【随時更新】
購入から2年が経過し、花芽どころか新しい葉もなかなか出てこなくなったスパティフィラム。
株分けで詰まりを解消し、また花を咲かせられるように育て直しましょう!
花が咲かないスパティフィラムの株分け①現状
こちらが暖かくなってきたのにも関わらず、まったく花を咲かせる気配のない我が家のスパティフィラムです。
去年の同じころには花芽が出ていたのに今年は全くその気配がありません。
真上から見えると株元が全く見えないほどぎゅうぎゅうに詰まっています。スパティフィラムは親株のまわりにどんどん子株を増やしていく性質があるのですね。
そのため、購入時は花が咲いていた株も2年もするといつの間にか「小さな株の集合体」になり、なかなか新しい葉や花が出てくれなくなるのです。
ちなみに、去年のスパティフィラムはこんな感じでした
本数は少ないですが、去年は上写真のようにちらほらと花が咲いてくれていました。
それよりも株自体のボリュームがかなり出ましたね。かなり子株がひしめき合っていると思われます。いざ、株分け!
花が咲かないスパティフィラムの株分け②鉢を用意
まずは新しい鉢を用意します。何個に分かれるか分かりませんが、とりあえず家に合った鉢を1個準備。
足りなくなったら他の鉢も追加して植え付けましょう。鉢にはあらかじめ、鉢底石と用土を入れておきます。
土はスパティフィラムの好む水はけの良い土ですね。鉢の1/3程度までいれて準備しておきましょう。
花が咲かないスパティフィラムの株分け③株を取り出す
鉢の準備が出来たら、いよいよ今の鉢からスパティフィラムを取り出しましょう。
鉢を少し傾かせて側面をトントンと軽くたたくと取り出しやすいですよ。
驚くほどすぐ抜けた…根詰まりしていた様子はない
拍子抜けするほどすんなりと抜けました。どうやら根自体は詰まっていません。
これは完全に株自体が詰まっていますね。一体、何個に分けられるのでしょうか。
果たして家にある鉢で足りるだろうか?
花が咲かないスパティフィラムの株分け④株を手で切り離す
取り出したスパティフィラムを手でつかみ、とりあえず半分に分けましょう。株と株の境目と思われる部分に親指を当て、力を入れて割ります。
やっと内部が見えてきました。かなりの株の集合体になっていますね!これは葉も小さくなって出てこなくなるはずです。
とりあえず半分にしましたが、これではまだまだぎゅうぎゅう詰めです。もう少しほぐしてみましょう。
花が咲かないスパティフィラムの株分け⑤それぞれの鉢へ分ける
結局、合計10株程度にまで分けました。しかし、株自体はまだまだくっついていてもっと分けられそうではあります。
ただ、鉢が4つしかないので今回は4等分して植え付けることにしました。
それぞれの鉢に分けた株を入れます。本当はもっと分けた方がよさそうですが、どうでしょうか。
花が咲かないスパティフィラムの株分け⑥植え付け
それぞれの鉢に残りの用土を入れ込み植え付けます。内部に余計な空間が生じないよう、使い古しのお箸でつんつんとつつきながら作業をするとスムーズですよ。
最後に、鉢を持ち上げ床にとんとんと打ち付け、振動で内部の空気を抜きます。
花が咲かないスパティフィラムの株分け⑦株分け、完了!
夕方から株分け作業を始めたため、株分け終わるころには暗くなってしまいました。
なんとか4等分に分けられましたね。最後はたっぷりと水を与えてしっかりと水気を切ります。
できるだけ風通しのよい半日陰に置いて経過を見守りましょう!しっかりと根付くまでは乾燥に気を付け表土が乾いてきたら水を与えます。
残った半端な株はとりあえず水差しにしました
こちらは残った半端な株です。ガラス容器に水を張り、とりあえず水差しにしました。
ハイドロカルチャーにしてもよさそうですね。花が咲いてくれるかは微妙ですが、こちらも経過を見守っていきます。
花が咲かないスパティフィラムの株分け後の経過を随時更新します
ここからは、なかなか花が咲かなくなったスパティフィラムの株分け後の経過を随時更新していきます。
果たして、また花を咲かせてくれるのでしょうか?
花が咲かないスパティフィラムの株分け翌日【2022/4/19】
昨日の夕方に株分けしたスパティフィラムたちです。近頃は暖かくなってきて、夜間も最低気温が10度を下回らないためそのまま屋外に置いています。
でも、よく見るとまだ株がくっついていますね。ただ、株分けしたことでかなり株元の詰まりが解消できました。
今後はそれぞれの株が充実するよう、置き場所と水の管理を頑張ります。スパティフィラムは水切れを起こしやすいので、注意が必要ですね。
とりあえず、株に触れて抵抗を感じるようになるまでは、このまま半日陰で過度の乾燥に気を付けつつ見守っていきたいと思います。
株分けから約一週間経過したスパティフィラム【2022/4/27】
株分けして一週間ほど経ちました。
無事に根付いていくれたようです。やはり株分けは適期におこなうことが失敗を防ぐコツですね。
そして、4鉢のうちのひと株に早くも花芽が確認できましたよ。(下写真)
真ん中の白っぽいのがスパティフィラムの花芽です。今年も無事に花を咲かせてくれそうです。乾燥と直射日光に気を付けつつベランダに置いて管理を続けます。
開花が楽しみですね。他の3鉢にも花芽が付いてくれることを祈ります。
株分けから1か月経過したスパティフィラム【2022/5/20】
株分けから1か月経ちました。見ての通り、ひと鉢のみぐったりとしてしまいました。
根へのダメージが大きかったのでしょうか。株元を見たところ、一番がっしりとして強そうな元株と思われます。水やりしても復活せず。
遮光ネットを張った棚の中に置いていますが復活は難しそうです。新芽のみかろうじてピンとしていますが、どうでしょうか。。メネデールを薄めて与えてみようか。
他の3鉢は元気ですね。花芽がどんどんつき始めましたよ。ちなみに、水差しにしていた半端分のスパティフィラムにも花芽がつき始めました。(下写真)
新しい子株の方が経過がいいですね。古めの株はなんとなく元気がないです。

今回はここまでで。経過は随時更新予定!お楽しみに☆