手のひらを広げたような張りのある葉とすっきりとした幹が印象的なインテリアグリーン・パキラ。
そのままでもおしゃれな見た目のパキラですが、さらに魅力的にみせるためには鉢植えがポイントになります。
また、パキラの性質に適した鉢植えをチョイスすることで、パキラをより丈夫に育てることも期待できますよ。
そこで今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介します。
パキラに適したおすすめの鉢植え3つの条件とは?
それでは、パキラに適した鉢植えの条件3つをみていきましょう。
パキラに適した鉢植え 条件①大きすぎない
パキラは他の多くの観葉植物に比べ、あまり広く根を張らないことが多いです。
そのため、大きすぎる鉢に植え付けると、吸いきれずに残った水分が根を傷ませ、根腐れを引き起こすことがあります。
パキラの植え替えはひとまわり大きめの鉢をチョイスしよう
鉢の中が根っこでいっぱいになっている場合、ひとまわり大きめの鉢をチョイスします。ここでいう「ひとまわり」は、今の鉢よりも直径プラス3cmほどのものをさします。
株とのバランスがとれたサイズの鉢を選ぶことで、見た目がすっきりとするだけでなく、根腐れを防ぐことが可能です。
大きすぎる鉢に植え替えると、水やりしてから土が乾くまでに時間を要します。
特に、一週間以上にかけて土が湿っていると、根が呼吸できずに傷んで腐る根腐れのリスクが高まります。
根腐れを未然に防ぐためにも、株の大きさに合った鉢を選びましょう。
あわせて読みたい「パキラの植え替え方法【タイミングと植え替え後の管理】」はこちら
パキラに適した鉢植え 条件②水はけがよい
パキラを管理する上で欠かせないのが「水はけの良さ」です。
他の観葉植物に比べてあまり多くの根を拡げない傾向にあるパキラは、多湿状態が長く続くことで根を傷めやすいです。
▲スリット鉢
鉢底穴がしっかり開いている鉢を選びましょう。また、鉢のサイドにスリットが入ったスリット鉢も排水性と通気性にすぐれるためおすすめです。
水やり後、すぐに鉢底から水が流れ出てくるのが理想的ですよ。(下写真)
受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。汚れた水をそのままにしておくと、根腐れや病害虫、コバエの原因になることもあるからです。
株に対して鉢が深い場合は鉢底石を多めに入れると排水性を確保できる
気に入った鉢植えがあるものの、深さがありすぎる場合は鉢底石を多めに入れます。
鉢底石を多めに入れることで、鉢内部の水はけのよさを確保できます。また、土は経年によって団子状に固まります。その結果、鉢内の水はけが悪くなりがちです。
しっかりと鉢底石を入れておくことで、土の排水性をキープしてくれますよ。
パキラに適した鉢植え 条件③水をやり過ぎてしまいがちなら素焼き鉢
「ついつい水をやり過ぎて失敗しがち…。」という方におすすめしたいのが素焼き鉢です。(下写真)
素焼き鉢は多孔質なため、他の鉢に比べて通気性・排水性にすぐれます。そのため、多湿を嫌うパキラにも適した鉢といえるでしょう。
おしゃれな素焼き鉢、モスポットを探してみよう
素焼き鉢というと「赤茶色の重い鉢」というイメージですが、デザインはさまざまです。お気に入りのデザインの鉢を探してみるのも楽しいですよ。
素焼き鉢とは少し異なりますが、「テラコッタ鉢」や「モスポット」も通気性にすぐれるパキラにおすすめの鉢です。お気に入りのひと鉢を探してみてくださいね。
- 素焼き鉢…粘土を高温で焼いて仕上げた多孔質な鉢。排水性・通気性に非常にすぐれる。
- テラコッタ鉢…素焼き鉢よりも高温で焼き上げるため割れにくい性質がある。通気性は素焼き鉢の方がすぐれる。見た目がおしゃれでデザイン性が高い。
- モスポット…アンティーク加工が施された素焼き鉢。おしゃれな見た目だけでなく、植物にとっても快適な環境を用意したいという方におすすめの鉢。
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まとめ
今回は、パキラに適した鉢植えの条件3つをご紹介しました。
多湿を嫌うパキラ。根腐れを防ぎつつ、丈夫に長く育てるためには通気性と排水性にすぐれる素焼き鉢がおすすめです。
とはいえ、「パキラに適した鉢を見つけたいけど、見た目もおしゃれにしたい!」という方には、テラコッタ鉢やモスポット(アンティーク調素焼き鉢)などもおすすめですよ。
お気に入りのひと鉢を見つけて、パキラを長くおしゃれに楽しんでみてくださいね。
パキラに適した鉢植え 3つの条件
- 大きすぎない
- 水はけがよい
- 水をやり過ぎがちなら素焼き鉢
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