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カポックが成長しない時に確認すべき3つのこととは?

成長したカポック カポック(シェフレラ)

手のひらを広げたような葉が可愛いカポック。暑さ、寒さ、乾燥ともに比較的強く、地域によっては屋外で冬越しできるほど丈夫で生育旺盛な植物です。

そんなカポックが「成長しない…」という場合、確認すべきポイントは3つあります。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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カポックが成長しない時に確認すべき3つのこととは?

春から秋にかけて成長が盛んになるカポック。次々と新しい葉を展開させ、根もどんどん広がっていきます。

逆に、寒さの厳しい冬は成長がほぼ止まります。

そんなカポックが春から秋の暖かい時期にも関わらずなかなか成長しない…という場合、以下でご紹介する3つの原因が考えられます。

カポックが成長しない時に確認すべきポイント①根詰まりしていない?

カポックは非常に生育の早い植物です。

1~2年以上植え替えないままだと、鉢の中が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こします。(下写真)

根詰まり鉢底穴から根っこが苦しそうにはみ出しています

根詰まりを放置しているとどうなる?

根詰まりを放置していると、根がスムーズに水分や養分を吸収することができなくなります。

その結果、なかなか新しい葉が展開しなかったり、葉が変色してきたり、鉢内が蒸れることによって「根腐れ」を引き起こしたりします。

根詰まりで葉が変色葉が黄色っぽく変色し始めた。鉢を見ると根でいっぱいになっている。

あわせて読みたい「カポックの新芽が枯れる原因は?まずは鉢内の排水性が保たれているかチェック!」

対処法

根詰まりによってカポックが成長しない場合、春から秋の暖かい時期(目安は15度以上)に、ひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。

また、根詰まりしていなくとも1~2年に1回は植え替えるのがおすすめです。その理由が「土の劣化」になります。

土は経年により粒が崩れ、団子状に固まります。すると、鉢内の水はけが悪くなることで根の成長にも悪影響を及ぼすからです。

カポックの植え替え

また、何年も同じ土に植えていると土の水はけが悪くなると同時に養分も不足しがちになります。

土を更新するためにも、カポックには1~2年に一度の植え替えが必要でしょう。

あわせて読みたい「カポックの植え替え方法を分かりやすく解説します!」

カポックが成長しない時に確認すべきポイント②日光が足りている?

カポック

観葉植物として人気のカポックですが、本来は日当たりのよい場所を好む熱帯性の植物です。

ただ、カポックは耐陰性(少ない光でも育つ力)があるため、室内の少ない日光でもすぐに枯れることはありませんが、

「より大きく成長させたい」「ボリュームのある美しいフォルムを保ちたい」のであれば日光は不可欠です。

日光不足が続くとどうなる?

植え替え後のカポック

室内の壁際(窓から離れた場所)や北側のお部屋など、日当たりの悪い場所に長くカポックを置き続けていると、成長しないどころか徒長(とちょう)を起こします。

徒長とは、茎が日光を求めて縦方向にばかりひょろひょろと伸びる現象のことです。

徒長すると見た目が貧相になるだけでなく、ちょっとした環境の変化にも弱くなります。

さらにくわしく「カポックの葉が落ちる原因と対処法をくわしく解説します」

対処法

何といっても日光が大好きなカポック。室内なら、南~東向きの窓際に置くのがよいでしょう。

ひとことに「室内の窓際」といっても、南なのか北なのか、窓を開けているのか閉めているのか等によって生育具合は大きく異なります。

20度以上なら、屋外の日陰~半日陰に置くと生育がよくなりますよ。ただし、真夏は葉焼けを起こしやすいため日陰に移動させましょう。

葉焼けしたカポック

カポックが成長しない時に確認すべきポイント③水やりのタイミングは合っているか?

カポックは春から秋の暖かい時期によく成長します。水やりのタイミングは、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与えるのが基本です。

その際、鉢底から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと与えましょう。根は水のある方向へ成長します。

カポック

根腐れを恐れるあまり、少量の水をちょこちょこと与えていては、根が十分に成長できないどころか根腐れを引き起こす原因になることも。

水やりは「土が乾いている時」と「土が濡れている時」のメリハリが大切です。

さらにくわしく「カポックを冬越しさせる3つのポイントとは?【徹底解説】」

成長が緩慢になる冬は水やりを控え目にして寒さを乗り切ろう

冬のカポック

ただし、成長が緩慢になる冬は水やりを控え目にすることで根腐れを防ぐことができます。

目安となるのは天気予報です。最低気温が15度以下になってきたらカポックの成長が鈍ってくるタイミング。徐々に水やりの間隔を伸ばします。

真冬は、土が乾いてさらに3~4日ほどしてから土の半分程度が湿るくらいの水やりでokです。夜間の水やりは根を冷やしてしまうため避け、30度程度の水を使います。

対処法

水やりチェッカーがあると水のやり忘れ、やり過ぎによる失敗を防ぐことができます。

水やりチェッカー「サスティー」

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれますよ。

サスティー

春~秋(最低気温15度以上が目安) チェッカーが「白」になったタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりする。水やり後、受け皿に溜まった水はこまめに捨て、風通しのよい明るい場所に置く。真夏は直射日光を避けた場所。
冬(最低気温が15度以下が目安) チェッカーが「白」になってさらに3~4日ほどしてから常温の水を土の半分くらいが湿る程度に与える。水やりの時間帯は夜間を避けた午前中がベスト。

あわせて読みたい「カポックの元気がないときの原因と対処法を徹底解説!」

 

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まとめ

元気なカポック

ということで、今回はカポックがなかなか成長しない…と感じる時に確認すべきポイントを3つご紹介しました。

筆者が暮らす近畿地方では地植えにされているカポックをよく見かけます。これらのカポックは太陽の日をサンサンと浴び、中には花を咲かせているものもあります。(下写真)

道で見かけたカポックの花散歩中に道路脇で見かけたカポックの花(大阪)

マイナス5度程度までなら個体によっては屋外で冬越ししているものも多いです。それくらい丈夫で生育旺盛なカポックなので、根詰まりは比較的に起こしやすいと感じます。

まずは鉢底を覗いてみて根詰まりしていないか確認してみてくださいね。1年以上植え替えていないなら、十分に根詰まりが考えられるほど生育旺盛なのがカポックです。

根詰まり

カポックが成長しない時に確認すべき3つのポイント

  1. 根詰まりを起こしていないか?
  2. 日光不足が続いていないか?
  3. 水やりのタイミングは合っているか?

カポックのその他topics

「カポックがベタベタする時の原因と対処法とは?」

「カポックを外で育てるとどうなるか試した結果…」

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カポック(シェフレラ)観葉植物
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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