「団地で子育てするって、どんな感じか想像できない…」 「団地で子育てするデメリットが知りたい、ちなみにメリットはあるの?」
今回は、実際に団地で子育て中の筆者が、「団地で子育てするデメリット・メリット」を個人的目線でご紹介します。
「築年数の経過した団地で子育てしようか悩み中…」という方。まずは今回の記事でしっかりと団地で子育てする上でのデメリットをご確認の上、再検討することをおすすめします。
団地子育てのデメリットを晒します
実際に、団地で子育て3年以上が経過した筆者が感じる「団地で子育てするデメリット」です。
これから団地で子育てをご検討中の方はぜひ、以下内容をご覧いただいてから再検討されてください。
団地で子育てするデメリット①「基本、エレベーターがない」
高度成長期の昭和40年ころに建てられた団地は、5階建て階段のみというつくりの建物が多いです。
階段のみのため、米・牛乳などの重量のある買い物をしたときには、団地についても、「あと一頑張り…」という心境になります。
また、「忘れ物した…」というシーンでも、「また昇るのか…」という心境になるでしょう。

ここはポジティブに「体力向上」「ダイエット」と捉えれば問題ないかもしれませんが、これはデメリットに区分しました。
エレベーターではないのは子供にとって安心かもしれないただ、エレベータではないということは、子供にとって「安心」かもしれません。
「地震でエレベーターが止まりしばらく閉じ込められた」ということもありますので、階段ならその可能性はありませんね。
団地で子育てするデメリット②「敷地の広さに比べて部屋が狭い」
筆者が住んでいる築約50年の団地はとにかく敷地内が広いです。
そして、敷地の大きさに比べると部屋が狭いです。
新しいマンションに比べると天井の高さやキッチンの位置が昭和な印象を受けます。ただ、慣れるとまったく気になりません。
何件も内覧し、じっくりお部屋を選ぶことをおすすめします。
※筆者も現在の部屋に決めるまで、団地内を6部屋程内覧しました。
団地で子育てするデメリット③「ゴミは決まった曜日に出さなければならない」
大型マンションだと、「台所のディスポーサー」や、地下駐車場に「常時捨てられるゴミステーション」がある場合が多いかと思います。
以前住んでいたマンションには地下のごみ置き場があった管理スタッフにより非常にきれいに保たれており、分別が正しくおこなわれていないと声掛けされたりもしました。
筆者の団地では、もちろんこのような常時捨てられるゴミステーションはありません。
最初は面倒だなと感じました。

でも、結局は慣れます。
「会社に行くついで」や「子供を見送るついで」にゴミを捨てる習慣ができました。
以前は、「いつでも捨てられるから…」と、室内にため込みがちであったゴミが、団地に引っ越してから溜まりにくくなりました。
毎朝、不要なごみを排出するのは気持ちがいいものです。
結局は「住めば都」なのですが、こちらはデメリットにさせていただきます。
ついでに団地で子育てするメリットもご紹介します
「団地=子育て」
現在ではイメージが沸きにくくなっているのではないでしょうか?

ただ、3年以上子育てしながら団地に住んでいる筆者が現在思うのは、団地で子育てするのはデメリットはあるものの、それ以上に非常にメリットが多いということです。
団地で子育てするメリット①「敷地内が広く子供がのびのび過ごせる」
団地で子育てするメリットとして一番に思い浮かぶのが、ずばり「敷地内の広さ」。
それもそのはず。
高度経済成長期に建設された多くの団地は、子育てに最適な環境(学校や幼稚園・保育園などが近い)がもともと用意されています。
つまり、「昭和の子育てファミリー世帯のために作られたのが築年数の経過した団地」といっても過言ではないでしょう。
ゆとりある広い敷地内には公園も
筆者が住んでいる団地は、広い敷地内に子供が遊べる広い公園が3つもあります。
最近では当たり前になった、タワーマンションのような「敷地いっぱいに建物を建てスペースの無駄がない」物件とは真逆の構造を有しているのが、高度成長期に建てられた昔ながらの団地でしょう。
昔ながらの団地には、「子育て世帯に適した環境」がすでに用意されているのです。

大人が目の届く範囲で子供が遊べる
しかも、部屋から見える位置に公園があることが多く、家事をしながら子供達の様子を把握できるんですね。
これって、子育て世代にはかなり嬉しいポイントです。
緑が豊富な団地内は四季の変化も感じやすく、夏は虫取り網を持ってセミ取り、団地内の家庭菜園スペースで畑仕事したりもできます(団地によります)。
緑の少ない冬でも春の訪れを感じられる程、自然が豊かです。

都会で駅チカでも比較的に静か

都会でありながら自然豊かで静か。
そんな団地の雰囲気がとても心地よく、子育てする上でとても贅沢な環境なのが団地の魅力です。
団地で子育てするメリット②「住人と顔見知りになりやすい⇒子育てする上では安心感につながる」
高度経済成長期に建てられた団地の多くは、エレベーターが無く「階段のみ」というケースが多いです。
ちなみに、筆者の団地も階段のみ。そして、階段はそこまで広くありません。
階段で住人とすれ違う際、自然と挨拶を交わせるためか、団地は住人の方と顔見知りになりやすい環境にあります。

話したことはなくても、挨拶だけは交わしますよね。
そのため、「あ、〇階の人のお子さんだ」と、なんとなく分かってくる。
そのうち、団地内の公園で子供同士で勝手にあそんでいたりすることも。
独身で賃貸に住むなら「デメリット」となりそうな特徴ではありますが、子育て世帯にとっては安心感につながるポイントではないでしょうか。
団地で子育てするメリット③「管理・修繕が行き届いていてリノベ物件が多い」
筆者が住んでいるのはur賃貸住宅の団地。そして、リノベ済みのお部屋です。
あまり知られていませんが、urには団地以外にもマンション物件もあります。
築年数が経過している割には古さを感じない 団地のリノベ物件

そのため、築年数が経過していても内装がリノベーションされていることが多いのが特徴。
内装が新しく綺麗に整えられているので中に入ればほとんど古さを感じません。
ちなみに、ur団地には無印とコラボしている物件もあります。
また、耐震改修もきちんとおこなわれているため子育てしながら安心して暮らすことができます。
あわせて読みたい「賃貸の団地でも照明(ライト)を自由につける方法」はこちら
団地で子育てするメリット④「マンションに比べ家賃が抑えられる⇒子供のための貯蓄が余裕をもってできる」
ur団地は「礼金・仲介手数料・更新料」がかかりません。これなら長く住んでもお得ですよね。

賃貸で暮らしていると痛い出費となるのが「更新料」ではないでしょうか。2年ごとの更新料はかなりの出費になります。
子育て世帯のお財布にやさしいキャンペーンが豊富

また、URは「子育て割」「ママ割」「U29割」など若い世帯に向けた様々なキャンペーンを打ち出しています。
あわせて読みたい「雨の日に子供と室内で楽しめる!100均お助けアイテム」はこちら
我が家では、団地へ引っ越して家賃は以前の約3分の1に
そして、マンションから団地へ引っ越して、月々の家賃を以前の約3分の1まで抑えることができました。
利便性は変わらず以前は駅から5分程度のマンションに住んでいましたが、現在の団地も駅から徒歩6分程度と駅チカです。
そのため、利便性は下がることなく大幅に家賃を抑えられています。
その分、子供の将来のためのお金を貯蓄できますよね。
まとめ
今回は、団地で子育てするデメリットとメリットをご紹介しました。
これから団地で子育てしようか迷っている方。デメリットもありますが、団地での子育てはとても楽しいですよ。
そして、筆者が住んでいる団地は、なんと約5割以上が子育て世代です。
urの子育て世代を誘致するためのキャンペーンのおかげでしょうか。

「団地=高齢者ばかり」?
団地に住む前までは「団地=高齢者ばかり」と思っていました。しかし、実際に団地に住んでみるとその逆でした。

広い団地内には子供たちの遊ぶ声がきこえてきて、なんだかほっとします。
以前住んでいた高層マンションでは、世帯数が700世代を超える超大型分譲マンションでした。
そのため、良くも悪くもルールが厳しい。
乳幼児を子育て中の当時の筆者にとって、その環境は孤独を感じやすかったことは否めません。
マンションの敷地内は狭く、近くで当時3歳の子供と縄跳びをしていたら注意されたことも。
子育て世帯にとって団地は贅沢な環境!
正直、実際に団地に住むまでは「家賃が安いだけが団地のメリット」と思っていました。
ただ、団地で子育てしつつ3年以上暮らしてみて今、本当に思います。
我が家は転勤族なもので、これまで子供が生まれてから「アパート」「マンション」「高層分譲マンション」と転々としてきました。
でも、これまでで一番、今の団地暮らしが心地よい。

しかも、費用も抑えられてこどものための貯金が余裕をもってできる。
まったく個人的な見解の記事内容になりましたが、これから団地で子育てしようか迷われている方のご参考になれば幸いです。