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小さなブラッサイアを大きくする方法をご紹介します!

スリコで300円のブラッサイア カポック(シェフレラ)

柔らかな葉が放射状に広がる姿が印象的な「ブラッサイア(シェフレラ・アクティノフィラ)」。

同じシェフレラの仲間であるホンコン・カポックに比べると流通量が少なく、レア度の高い観葉植物といえます。

そんなブラッサイアは、ホームセンターや雑貨店などで小さな株が売られていることも多いですね。

でも、せっかく育てるなら大きくしたいという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ちいさなブラッサイアを大きくする方法をご紹介します。ぜひ、ご参考にされてください。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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小さなブラッサイアを大きくする方法

日本では室内に置けるコンパクトな観葉植物として人気が高まりつつあるブラッサイア。

しかし、本来のブラッサイアは熱帯地方を原産とする、高さ約30mにもなる常緑高木です。

つまり、ブラッサイアを大きくするならできるだけ原産地に近い環境を用意してやる必要があります。

小さなブラッサイアを迎え入れたらまずは根詰まりチェック

スリコで300円のブラッサイア▲スリーコインズで購入したブラッサイア(5月)

小さなブラッサイアを迎え入れたら、まずは新しい環境に馴染むまで植え替え等せずに様子をみましょう。

そして、鉢底をチェックします。鉢穴から根っこがはみ出ていないか見てみましょう。

もし分からないければしばらく水やりを控え、鉢からスポッと取り出して見るのが早いですよ。(下写真)

鉢から取り出したブラッサイア

購入直後であってもすでに根詰まりを起こしていることは珍しくありません。

また、根詰まりしていなくとも、水はけのあまりよくなさそうな土に植えられていることもあります。

その場合、春から秋の暖かい時期であれば、ブラッサイアの好む土に植え替えてやります。

根詰まりしているなら春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢へ植え替え

ブラッサイアの植え付け

植え替える場合は数日水やりを控え土を乾かしておきましょう。このようにすることで、作業をスムーズにするだけでなく、根へのダメージを最小限に抑えます。

使い古しのお箸を使い、根に付いた古い土を落します。半分ほど落とせたらok。新しい土を使ってひとまわり大きめの鉢に植え替えます。

ブラッサイアの灌水▲植え替え後はたっぷりと水を与え、日陰or半日陰に置いて休ませる

ブラッサイアが好む土とは?

ブラッサイアは排水性にすぐれる土を好みます。水はけの悪い土に植えていると根腐れを招くこともあるので、ブラッサイアを大きくする場合は土選びが重要ですね。

市販されている観葉植物用の土で構いませんが、さらに水はけをよくするなら「赤玉土(小粒)」を全体の20%ほど混ぜ込みます。

赤玉土(5kg)298円▲ホームセンターで購入した赤玉土5kg(300円程)

また、ブラッサイアは寒さを苦手とするため、冬越しは室内となります。それを見越して「室内向けの土」を使うのもおすすめです。

室内向けの土▲鹿沼土がベースで見た目もきれい

プロトリーフさんの「室内向けの土」は、コバエやキノコの原因となる堆肥(たいひ)を含みません。そのため、室内でも安心してブラッサイアを育てることができます。

もちろん、排水性にすぐれるためブラッサイアにも適した土といえるでしょう。さらに、あらかじめ肥料も配合されているので管理も楽ちんですよ。

ホームセンターや園芸店に置いています。見つからない場合はネットで購入するのがよいでしょう。

ブラッサイアを大きくするならできるだけ屋外に置く

植え替えから1か月経過したブラッサイア▲購入から約1か月経ったブラッサイア(6月)

ブラッサイアを大きくするためにはできるだけ屋外に置くことが重要です。

その理由は、植物が光合成するのに欠かせないのが「日光」「水」「風」だからです。室内の場合、どうしても風通しの面で屋外には敵いません。

植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成がさかんになるといわれます。屋外の場合、体感的に「無風」と感じても完全に無風ということはありません。

あわせて読みたい「カポックがひょろひょろになる理由とは?」はこちら

真夏は直射日光を避けた日陰へ移動し葉焼けを防ぐ

ただし、気温が高くなる夏場は直射日光を避けた日陰に置くのが無難です。

理由は、強光によって葉焼けを起こす恐れがあるから。ブラッサイアの葉は薄く繊細です。

同じシェフレラの中のカポックに比べると葉焼けを起こしやすい傾向にあります。

葉焼けしたカポックの葉▲夏場の直射日光で葉焼けしたカポックの葉

20度~25度程度(春、秋) 屋外の日向~半日陰
30度以上(真夏) 屋外の日陰or遮光ネットを使用
15度以下(秋~冬) 室内の明るい場所(10度以下にならないよう注意)
2週間に1回、薄めたハイポネックスを与えてみる

ハイポネックス原液▲効果が実感しやすいハイポネックスがおすすめ!

ブラッサイアの生長がさかんな20度~30度程度の時期は、薄めたハイポネックスを与えると生長をサポートしてくれます。

2週間に1回程度、規定量に薄めたハイポネックスを水やりとして与えるだけです。観葉植物の場合は約500倍に薄めます

水1リットルであれは、キャップ1/10ほどのハイポネックスを入れて薄めます。

水に薄めたハイポネックス

※ただし、植え替え後、2~3週間は肥料を控えます。植え替え後は根がダメージを受けているため、肥料を与えることで根を傷ませてしまう恐れがあるからです。

植え替え後、2週間以上経過し土が乾いたタイミングで与えましょう。

あわせて読みたい「肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!」はこちら

15度以下になったら室内へ移動し冬越しに備える

白いプラスチック鉢に植えたブラッサイア▲購入から約3か月経ったブラッサイア(7月末)

最低気温が15度以下になったら室内へ移動しましょう。

ブラッサイアは寒さが苦手な熱帯性の植物です。冬の間、生長はほぼ見込めません。

とにかく、「寒さを乗り越えること」だけに焦点を当ててお手入れを続けましょう。

あわせて読みたい「ブラッサイアの葉が落ちる原因は?葉が落ちる時の対処の方法も」はこちら

水やりは最低限に抑えて根腐れを防ぐ

ブラッサイアは15度以下になると生長が緩慢になり、水分を吸い上げる力も弱まります。

つまり、暖かい時期と同じように水やりし続けていると、根が吸いきれずに残った水分が長く鉢内に停滞することになるのですね。

この状態で懸念されるのが「根腐れ」です。一週間以上土が湿っていることのないようにしましょう。

水やりの目安は「土が乾いてさらに3~4日してから」です。水やりはできるだけ暖かい午前中の時間帯におこないます。

30度程度の常温の水を与え、水やり後はしっかりと水気を切りましょう。

鉢底に敷いたキッチンペーパー▲受け皿に溜まった水はこまめに捨てよう

あわせて読みたい「ブラッサイアを冬越しさせる3つのコツとは?寒さ対策も!」はこちら

春になり、暖かくなったら植え替えを検討

植え替え前のブラッサイア▲気温が安定して15度以上になってきたら植え替えを検討

無事に春を迎えられたら鉢底を確認します。

底から根がはみ出ていたり、土が固まって水がなかなか浸透しなかったりする場合はひとまわり大きめの鉢植えへ植え替えます。

十分な日光と風通しつつ、適期に植え替えることで少しずつ株が充実していく

植え替え後は風通しのよい屋外に置いて管理を続けましょう。

冬の間、室内に置きっぱなしだったブラッサイアは葉焼けを起こしやすい状態です。まずは日陰に置き、数日かけて少しずつ日光に慣らしてきましょう。

このようにして、気温が許す限りはできるだけ屋外に置くことで株が充実していきます。また、十分な日光と風通しを確保することで、徒長(とちょう)もしにくく丈夫に育ちます。

あわせて読みたい「スリコで300円の観葉植物「ブラッサイア」の経過ブログ」はこちら

 

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まとめ

柔らかで繊細なブラッサイアの葉▲購入から約3か月経ったブラッサイア

今回は、小さなブラッサイアを大きくする方法をご紹介しました。

ブラッサイアを大きくするなら、まずは、「観葉植物は室内に置くもの」という固定観念を捨ててしまいましょう。

「え、でも、室内に置くために購入したのに…外に置いたらせっかくのブラッサイアが見れない…」

このように思われる方も多いでしょう。その場合、「春から秋は屋外管理、冬は室内で楽しむ」と割り切ってしまうのもおすすめです。

また、基本は屋外に置いてときどき室内に置いて楽しむこともできます。

屋外管理した鉢を室内に取り込むのに抵抗がある…という方は、「室内向けの土」を使うことで虫の発生を防ぐこともできますよ。

今回の記事をご参考に、癒しのグリーンであるブラッサイアを楽しみながら気長に育ててみてくださいね。

小さなブラッサイアを大きくする方法

  1. 迎え入れたらまずは新しい環境に慣らす。一週間ほどは植え替えずに待つ。
  2. 根詰まりしているかチェック。春から秋であればひとまわり大きめの鉢に植え替える。できるだけ水はけの良い土に植える。冬であれば植え替えは暖かくなるまで控える。
  3. 暖かい時期(20度以上)であればできるだけ屋外で管理する。ただし夏場は直射日光を避けた日陰に置くのがよい。
  4. 秋になり、最低気温が15度以下になってきたら室内へ移動。できるだけ日当たりのよい場所に置いて風通しよく管理する。水やりは控え目にシフトし寒さに備える
  5. 暖かくなって最低気温が15度以上になったら屋外へ。根詰まりしているようならさらにひとまわり大きめの鉢へ植え替える。

ブラッサイアのその他topics

「ブラッサイアの葉が垂れるのはなぜ?原因と対処法を解説!」はこちら

「ブラッサイアが枯れる原因を徹底解説します!」はこちら

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カポック(シェフレラ)観葉植物
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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