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ベンジャミンの新芽が出ないのはなぜ?新芽が出ない時の対処法も

ベンジャミンの新芽 観葉植物

色鮮やかな葉と明るい色味の幹が美しいベンジャミン。生育旺盛なベンジャミンは初心者でも育てやすく丈夫なため人気の観葉植物です。

そんなベンジャミンですが、環境の変化により葉を落としやすいという特徴も。とはいえ、新芽が出ないことにはスカスカな見た目になるばかりです。

そこで今回は、ベンジャミンの新芽がなかなか出ない時に考えられる原因と、それぞれの対処法をご紹介いたします。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ベンジャミンの新芽が出ないのはなぜ?新芽が出ない時の対処法も

ベンジャミンの新芽が出ない理由は主に4つあります。それぞれをくわしく見ていきましょう。

ベンジャミンの新芽が出ない理由①寒さ

床に落ちたベンジャミンバロックの葉ベンジャミンは季節の変わり目や環境の変化で葉を落としやすい

比較的寒さに強く、5度程度までは耐えられるといわれるベンジャミン。しかし、本来は暖かい場所を好む植物です。

生育適温は20度~35度程度。ベンジャミンは暖かく風通しのよい場所を好みます。

緑色のベンジャミンは日光に強い現地では高さ約20mにもなるベンジャミン

そのため、日本の冬はベンジャミンにとってかなり寒く生育が緩慢になる時期です。気温の低下により鈍るのが生長(=新芽を出す力)。

冬のベンジャミンは生長が緩慢になる「休眠期」となります。当然、暖かい時期に比べると、寒い時期のベンジャミンは新芽も出にくくなります。

天気予報をチェック。最低気温が15度以下なら生育が緩慢な時期

ベンジャミン(スタンダード仕立て)

目安となるのが天気予報です。最低気温が15度以下になってきたら、ベンジャミンの生育が緩慢になる時期となります。

この時期は無理に生長させるのではなく、寒さ対策に焦点を当てた管理が必要となります。

「元気がないのかな?」と安易に肥料を与えるのはおすすめしません。生長が緩慢な時期に肥料を与えた場合、逆に根を傷める恐れがあります。

春になり、少しずつ暖かくなってくれば自然と新芽が出てくるはずです。寒さ対策をした上で、焦らず見守りましょう。

あわせて読みたい「ベンジャミンを冬越しさせるためのコツ3つとは?」

ベンジャミンの新芽が出ない理由②根詰まり

ベンジャミンは春から秋の暖かい時期によく育ちます。当然ですが、地上部が生長するのと同じように、根っこもどんどん伸びていきます。

そのため、ベンジャミンを2年以上植え替えていない場合は、鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになる「根詰まり」を起こしている可能性が高いです。

特に、白い模様の入った斑入り品種よりも、緑色の葉を持つベンジャミンの方が、生育の速度が早い傾向にあります。

こんもり茂ったベンジャミングリーンのベンジャミンは斑入り品種(白い模様の入った品種)よりも生育が早い傾向

根詰まりを放置していると、根がスムーズに水分や養分を取り込むことができません。その結果、新芽が出にくくなるという症状が現われることがあります。

鉢底を覗いて見ましょう。鉢穴から根っこがはみでていれば根詰まりのサインです。

鉢底からはみ出たウンベラータの根

根詰まりが疑われる場合、春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。ただし、冬の植え替えは株に大きな負担をかけてしまうため避けてください。

古くなった土を新しく更新するためにも、植え替えは必要な作業

ベンジャミンの土

「2年以上経っているけど鉢底から根っこが出ていないし、植え替えは必要ないよね?」

このように思われる方も多いでしょう。しかし、植え替えは根詰まり解消のためだけに必要というわけではありません。

水はけの良い土を好むベンジャミン。植え替え当初は団粒構造をした排水性に優れる土も、経年により土の粒が崩れて団子状に固まります。

古くなった土を放置していると、根の生長に悪影響を及ぼすだけでなく、鉢内が蒸れやすくなることで根腐れのリスクも高まります。

あわせて読みたい「ベンジャミン 葉が落ちる原因と対処法を解説します!」

ベンジャミンの新芽が出ない理由③日光不足

ベンジャミンは耐陰性があるため、室内の少ない日光でも育てられる「観葉植物」として知られていますね。

しかし、原産地はインドや東南アジアなどで、本来は明るく風通しのよい場所を好む植物です。

そのため、あまりにも日当たりの悪い場所に置き続けていると株が弱り、生長が緩慢になることで新芽が出にくくなります。

植物が生長する上で欠かせないのが光合成です。そして、光合成する際に欠かせないものは3つあります。それが、「日光」「水」「風」です。

一言に「室内に置いている」と言っても、南向きか北向きか・窓際か壁際か等で日照時間は大きく異なる

窓際に置いたアルテシマ

「室内の明るい場所に置いて育てている」

このような場合、それが南向きのお部屋なのか・北向きのお部屋なのか?また、窓際なのか壁際なのか等によっても日照時間は大きく異なります。

ベンジャミンの場合、室内でも南~東向きの窓際がよいでしょう。風通しのよい場所に置くことで気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれます。

「日光」と「水」は足りていても、室内の場合は「風」が不足していることが多いのです。

あわせて読みたい「ベンジャミン 枯れる原因3つとは?【枯らせないためのコツも】」

ベンジャミンの新芽が出ない理由④水のやり忘れ

多くの観葉植物に比べ、ベンジャミンは水切れにより葉を落としやすいという特徴を持ちます。

特に生育が盛んな春から秋の暖かい時期は水を切らしすぎないよう注意しましょう。とはいえ、土が乾ききらないうちに次から次へと水やりをするのは×です。

ベンジャミンの最適な水やりのタイミングは、時期によって異なります。

  • 春~秋(最低気温15度以上が目安)…土が乾いたタイミングで鉢底から水が出るくらいにたっぷりと水を与える
  • 冬(最低気温15度以下が目安)…土が乾いてさらに3~4日程経ってから、常温の水を土の約1/3~1/2が湿る程度で与える(夜間は水温低下により根を傷める恐れがあるため避ける)

完全に枯れたベンジャミン特に株が幼い(約30cm以下)と、極端な寒さや過度の乾燥に耐えるだけの体力を持っていないことが多い。結果、そのまま枯れてしまうこともある。

土が乾きすぎると葉を落としやすいベンジャミンには「水やりチェッカー」がおすすめ

慣れるまではなかなか難しいのが水やりのタイミングです。土が乾いたかどうかを確認するのは育てている植物が多いほど大変な作業となります。

特にベンジャミンの場合、水やりのタイミングが大切です。そんなベンジャミンにおすすめなのが「水やりチェッカー」になります。

ベンジャミンの土に差したサスティー

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、最適な水やりのタイミングを色で知ることができます。

春~秋(最低気温15度以上が目安) チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やりする
冬(最低気温15度以下が目安) チェッカーが白になってさらに3~4日してから常温の水を土の約1/3~1/2が湿る程度に与える

あわせて読みたい「ベンジャミンの水やり方法!タイミングと量、失敗を防ぐコツまで」

 

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まとめ

ベンジャミン・ゴールデンキング

ということで、今回はベンジャミンの新芽が出ない理由とその対処法までをご紹介しました。

新芽が出ない理由は1つとも限りません。いくつかの原因が複雑に絡み合っていることも多いです。

まずは現在の気温を確認してみましょう。秋から冬にかけての寒い時期はベンジャミンの生育が緩慢になる時期です。この時期は新芽が出にくくなるのが通常でしょう。

暖かいにも関わらず新芽が出ないという場合は、根詰まりや日光不足、水やりの方法が正しかったか等を再確認してみてくださいね。

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「ベンジャミンの葉を増やす方法は?こんもりしたフォルムに育てる!」

「ベンジャミンがベタベタする原因は主に2つ!ベタつく時に確認すべきこと」

「小さなベンジャミンを大きくしたい!生育経過ブログ」

「ベンジャミンが難しいといわれる3つの理由とは?対処法も」

「ベンジャミンを挿し木で増やそう【分かりやすく解説!】」

「スカスカのベンジャミンを復活させる方法とは?」

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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